「LINEタッチ」も近日リリースへ!LINEヤフーが進めるConnect One構想
最後に谷口氏は、LINEミニアプリの展開について紹介した。
LINEミニアプリを利用するユーザー側と活用する企業側、双方の利便性や効率性が高まる機能拡充が計画されているようだ。今後は次の3つの軸で機能やサービスを強化していくという。
1.トラフィック強化:2025年7月末にLINEウォレットタブにLINEミニアプリ領域が追加され、強力な流入導線が確立された。10月には検索機能が大幅改善され、LINEミニアプリ専用領域の設置や検索上位表示が実現される。
さらにApp StoreやGoogle Playのように、ユーザーが新たなLINEミニアプリを探しやすくなるようなLINEミニアプリプラットフォームもリリース予定である。
2.マネタイズ強化:2025年7月にLINEミニアプリ内広告、8月にLINEミニアプリ内課金がリリースされた。今後はスマホ決済・クレジットカード決済機能を実装予定で、一度入力した決済情報を他のミニアプリでも利用可能となり、コンバージョン率の大幅向上が期待される。
3.フリクションレスなUXの推進:既にチャネル同意簡略化により初回利用時の離脱率を低減し、クイック入力で個人情報の自動入力を実現している。さらにマルチタブビューにより複数のLINEミニアプリの同時利用も可能となった。
フリクションレスなUXの推進に関して、LINEタッチの提供も今後開始予定だ。ユーザーがスマートフォンをかざすだけでLINEのサービスにクイックにアクセスできるような仕組みになっており、ワンタッチでLINE公式アカウントの友だち追加やLINEミニアプリの起動などができる。店舗やイベントの現場での顧客体験がさらにスムーズになり、タッチするだけでLINEにつながる、そんなフリクションレスな体験を実現される。

セッションのまとめとして、谷口氏は次のように語った。
「企業には開発・運用コストを削減しながら、自社アプリと同等の高品質な体験の構築と提供を、ユーザーには普段使っているLINEからさまざまなサービスを直感的に利用できる快適さを――LINEミニアプリは企業とユーザーの双方に価値を提供できるソリューションです。
今後LINEヤフーでは、あらゆるユーザー体験をサポートし、LINE公式アカウントを中心にLINEヤフーの保有する様々な法人向けサービスを連携させ、集客から予約、購買、CRMまでを一気通貫で実現するConnect One構想を実現していきます」(LINEヤフー谷口氏)
LINEミニアプリにご興味をお持ちいただいた方へ
・サービスの詳しい特徴や導入方法を知るならこちら!
→LINEミニアプリスタートガイド
・さまざまな業界における導入事例をさらに知りたい方はこちら!
→LINEミニアプリ 事例一覧

