【スキンケア】土台ケア反映の高まりと日本ブランドへの信頼回帰
スキンケアでは、「PDRN」や「アゼライン酸」といった成分訴求が昨年に続いて強い傾向が見られました。それと同時に、「セラミド」「乳液」「クリーム」「キュレル」など、保湿成分や敏感肌向けスキンケアブランドといった、バリア機能を高める“守り”系ワードも増加していました。
近年のトレンドとして、成分にこだわってコスメを選ぶ「成分買い」は既に定着しています。これまで「成分買い」では、刺激が強い“攻め”の成分が注目されてきました。しかし、“守り”系キーワードの台頭からは、“攻め”と同時に“守り”の「土台ケア」を重視する傾向の高まりがうかがえます。言い換えると、“攻めた後に守る”という発想が定着しつつあると読み取れます。
また「毛穴」「皮脂」「ニキビ」「酸化」「下地」といった悩みワードは、X上では崩れにくいベースメイクを作るために必要な「スキンケア」としての文脈で語られるようになっています。悩みそのものを解決したいだけではなく、「毛穴」「皮脂」「UV」まで含めて日中の仕上がりを崩しにくくする肌状態が求められていると考えられます。
さらに「飲む」「食べる」「寝る」「日焼け止め」といったワードの増加からは、インナーケアや睡眠、毎日のUV対策まで含めた内外美容の習慣化も見えてきました。たとえば、鮭や鯖など魚の脂質が美肌に良いといった情報も、Xでは拡散しています。これらの変化から、成分美容への関心がスキンケアアイテムにとどまらず、栄養や睡眠といった生活習慣全体にまで波及している様子がうかがえます。
加えて、「日本」「資生堂」「キュレル」といったワードの増加からは、成分や機能を重視しながらも、最終的には研究開発力があり、失敗しにくいと感じられる日本ブランド(J-Beauty)への信頼が強まっていることも示唆されます。
【ヘアケア】頭皮とドライヤーに投資する“根本美容”がヘアにも浸透
ヘアケアでは、「風」「ドライヤー」「乾かす」「頭皮」「オイル」「艶」「乾燥」「清潔」といったワードが増加しました。特に注目されたのは、「Dyson」や「レプロナイザー」に代表される高機能ドライヤーです。
X上でも、低温の強風によって乾燥時間を短縮することで、ダメージを抑えられる点が支持されていました。ドライヤーは単なる乾燥器具ではなく、仕上がりまで左右する“美髪機器”として捉えられていたと考えられます。
また、「頭皮」「洗う」「塗る」「つける」といったワードの増加からは、毛先補修だけでなく、頭皮管理への関心の広がりも見えてきました。頭皮を清潔に保つことが髪の質だけでなく顔印象にもつながるという認識が広がり、頭皮にも化粧水や美容液のように何かを塗る・つける発想が浸透していたようです。
さらに、「オイル」「艶」「乾燥」「清潔」といったワードからは、冬のヘアケアが単なる乾燥対策ではなく、艶やまとまりを通じて清潔感や垢抜けた印象まで整えるものとして捉えられていたこともうかがえます。Xでも、髪と肌の艶が美しさや健康感、雰囲気の良さを左右するといった投稿が広がっており、髪は清潔感や垢抜けの中心パーツとして再評価されていました。
