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上原仁の新マーケティング時評

第3回 口コミマーケティング成功の極意(前編)~炎上のカラクリとは~


強みと弱みをはっきり伝える

 リアルな社会でモノを売る際にはちょっとだましても(?)売れたりすることもあるんですが(笑)、ネットの中では通用しません。逆にネットの中の口コミをうまく生かそうとするならば、だませる人ではなく自分達の商品の強みを伝えていかないといけません。

 これから、ネットの中で流れている情報を受けて、また自分で発信していく口コミの「伝播者」はどんどん増えていくので、消費者をだますことはむずかしくなっていくと思います。これから重要なのはよいところと悪いところをはっきり伝えること、つまりオープンであることなのです。

 例えば、ある車を口コミで伝播させたいと思う時、正直、ドアの作りとか内装の作りはしょぼいけど、レスポンスがよくて、乗り心地もよいという強みがその商品にあったとします。20代~30代の男性というターゲットも明確にして、商品の強みと弱みもはっきりさせる。逆にマスに向けてどーんと伝えるやりかたは、マーケティング的にどんどん効かなくなっていくと思います。つまり、ターゲットを決めて、強みを明確にすることが、CGM時代の中では一層重要だと思っています。

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この記事の著者

上原 仁(ウエハラ ジン)

株式会社マイネット・ジャパン 代表取締役社長 1974年生。元NTTレゾナントgooサービス統括。神戸大学経営学部卒業後、NTTで映像配信事業の立ち上げ、gooの戦略・提携等を担当し、2006年に起業。日本初のソーシャルニュースサイト『newsing』(ニューシング)を運営。著書に『アルファ・ブロガー』(翔泳社)、『口コミ2.0 -正直マーケティングのすすめ』(明日香出版社)。ブログは『近江商人JINBLOG

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/12/26 12:40 https://markezine.jp/article/detail/509

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