SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

マーケティングの未来を探求!MarkeZine Day 2008レポート

【MarkeZine Dayパネルレポート】
「UNIQLOCK」は売上に貢献したのか?その答えは…


今後重視される効果指標は?

Q3.視聴率、発行部数、インプレッション数…各メディアごとに広告効果指標がありますが、今後はどのような指標が重視されると思いますか。

 プロモーションやマーケティングがビジネスにひもづいている以上、広告費の他に費用対効果も考えるべき事項である。しかし、多様多種の効果指標があり、何を持って「効果」とすべきか悩ましい状況にあるのも事実だ。

 小越氏は、そうした状況を鑑みつつも「結局は発注者が利益を得られたかどうか」という最終的な価値をもって広告の価値とみなすのが健全とする。つまり、個別個別のKPIをクリアし、全体として「黒字」になることが重要だという。

 須田氏も、PV数などの細かいものにとらわれすぎるのは危険とし、結局は総合的な指標であり、中長期的な視点が必要と語った。その上で、全体的/中長期的な効果につなげる指標として、個人的には「ネット上で話題になったかどうか」が気になるという。たとえば、mixiでどれだけ話題になっているかなどで、ネットならではのバイラルマーケティングの相乗効果を計るというわけだ。

 しかし「どれだけ話題になっているか」という計り方はあまりに曖昧である。といっても、PV数やその他アクセス解析による数値も実態とかけ離れてきているという実感があり、100%それだけに委ねるのは早計だ。

 最後にコメントした河野氏は「曖昧な効果を可視化できるようなものが欲しい」と有効な効果指標測定のツール登場に対して期待を述べた。

次のページ
「UNIQLOCK」は売上に貢献したのか?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
マーケティングの未来を探求!MarkeZine Day 2008レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/09/17 14:29 https://markezine.jp/article/detail/5399

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング