3.アルファブロガーシーディング
上で紹介したペイパーポストシーディングは、大量のブロガーにアプローチできる反面、ブロガーを選べないという欠点があった。ブロガーの質は玉石混交で、影響力のないブロガーや、謝礼のみ目当てと割り切ってまったく中身のないブログを書いているブロガーばかりが応募してきてしまう可能性もある(事業者によっては、ブロガーのチェックを行っているところもある)。
対して、影響力の強い有力ブロガー(アルファブロガー)のみに掲載を依頼できるサービスも存在する。このタイプのサービスでは、ブロガーひとり当たりの獲得単価は当然割高になるが、一人のブロガーから多くの視聴数を獲得することができる。また今まで関わってきた案件の実績から見ると、ペイパーポストに比べて、2次感染、3次感染が広がっていく可能性が高い傾向にある。
一口に「有力ブロガー」といっても、その影響力はピンきりで、当然影響力に応じて謝礼の額も大きく変わってくる。プロモーションの性質に合わせて適切な事業者、ブロガーを選択するようにしたい。
有力な事業者としては、次の事業者がある。
目的によって効果的なシーディングを見分ける
以上、3種類のシーディングサービスの特徴を紹介した。
上記以外にも、広告バナーを他社サイトに掲載する「バナー広告」や、テレビや雑誌を通じて告知を行う「クロスメディア広告」など、さまざまな広告サービスがシーディングに利用されるが、それらはバイラルプロモーション特有の施策ではないので今回は紹介を割愛する。
一口にシーディングといっても様々な手法があることを理解頂けたと思う。商材やプロモーションの性質により効果的なシーディングサービスは変わってくるので、適切な効果測定を施し、最適なシーディングサービスを見極めることが重要となる。効果測定ツールによっては、シーディングサービスごとの影響力の強弱をレポーティングする機能を持つものがある。効果測定ツール選定の際はこの点も考慮すると良いだろう。