講談社の研究機関であるジャーナル・ラボが開発した「瞬刊誌」は、講談社の『週刊現代』および『フライデー』のスクープ記事を「3秒のコピー」と「3秒の写真」で構成したもので、コンテンツの間に広告をはさんで街中のディスプレイ視聴者向けに配信するプッシュ型のメディア。
今回配信が行われる「福岡街メディア」は、福岡市内の交通機関、コンビニエンスストア、ドラッグストア、大型商業施設などを中心に設置された500面を超えるデジタルサイネージ(電子看板)メディアで、実験ではCOMELが開発したシステムによって、2誌の発売前日に配信を行う。
両社はこの実験でデジタルサイネージにおける「瞬刊誌」の視聴率や受容性を測定し、講談社の持つコンテンツとデジタルサイネージシステムを融合させたメディアの実現を目指す。また、携帯電話やPCなどの媒体との連携も視野に入れてマルチプラットフォームを活用した展開も追求するとしている。
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