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ネット上の情報にだまされるな
間違いだらけのSEO情報


 劇的なダイエット方法を信じる人はほとんどいませんが、劇的なSEO情報を鵜呑みにする人は少なくありません。ネット上で大量に流布するSEO情報、中には鵜呑みにしてはいけないものもたくさんあるはずです。本稿では、ネット上のSEO情報の安全な活用方法を考えます。【バックナンバーはこちらから!】

その情報、信用できますか?

 「1日5食にしたら痩せた」というブログ記事を読んで、すぐに追加の2食を取るようにする人は滅多にいない。多くの人はまったく信じず、興味をそそられても同じ体験をした人を探すなど情報の精査を行い判断するだろう。行動に移すのは、本当に信頼した情報だけのはずだ。なぜなら、世に氾濫するダイエット情報のほとんどは、成果がでるためには限定された条件が必要であったり、合う人・合わない人がいる、という認識が広まっているからだろう。限定された条件を満たさない場合、合わない人だった場合には、逆効果になる場合や、方法によっては健康に悪影響となる可能性すらある。

 筆者は、ダイエット情報とSEO情報は似ていると考える。ダイエット情報とSEO情報、共に多くの情報・手法が氾濫しているものの、限定された条件でしか効果とならない場合が多く、状況によっては逆効果となる場合も多い。ただ、大きな違いが1つある。SEOについては、氾濫する情報を鵜呑みにする人が多いのである。

 数年前と比較して、SEOの情報は容易に手に入るようになった。本サイトをはじめとしてさまざまなサイトや雑誌でSEOの有益な記事が連載されているし、有益な情報を日々伝えるブログも多く存在する。SEOで成果を上げていくためには、さまざまな情報に触れることは必須である。ただ、これらのネットや雑誌の情報を鵜呑みにすることによるトラブルも多数存在する。大量に流布するSEO情報の中には信頼できないものが多いのである。

SEOの情報が信用できない理由

 ネットや書籍で多く流通するSEOの情報が信用できないことには、下記の理由がある。

 SEOの情報には確固たる根拠がない場合が多い。基本的にブラックボックスとなる検索エンジンのアルゴリズムを対象とした対策を行うため、検索エンジン以外が発信するSEO情報の多くは、推測となる場合が多い。

 また、アルゴリズムの推測は、特定サイトの順位の推移や特定のキーワードグループを基に行われる場合も多い。特定のサイト・特定のキーワードグループの検索結果には、偏ったSEO施策が行われたサイトが集中している可能性が高く、アルゴリズムを推測する助けにはなっても、結論とはならないだろう。少数の事例だけでは、多くの場合信用に足るものとはならないのである。

 次に、SEOの情報にはケアレスミスが致命的になる場合が多いことも、すべてのSEO情報を信じられない要因となる。SEOを行うためにはHTMLやXMLなどの修正を行う場合が多い。それらの簡易プログラム言語は、ほんの数文字の違いから、全く意味が変わってしまう場合もある。

 筆者が読んだあるSEO情報の個人ブログでは、検索エンジンから確実にインデックスされる方法として、ほぼ確実にサイト全体がインデックスから外れる方法を推奨していたことがある。もちろん、このブロガーは騙そうとしてそのエントリーを記述したのではなく、数文字のケアレスミスでしかないのだろう。しかし、その数文字を間違えるケアレスミスが、インデックスされやすくする施策をインデックスされないための施策とするのである。これは極端な例としても、明らかに情報ソースを勘違いして掲載しているSEO情報の個人ブログは多く存在する。

 個人ブログではなく、SEOをサービスとして提供する会社が行う情報提供についても、注意が必要である。SEOサービスを提供する多くの会社は、一部の会社を除き自社に有利な情報しか発信しない。検索エンジンが特許を取得したことだけを根拠にしたサービスなど、根拠に欠けるものや誤っているものが多く見受けられる。

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この記事の著者

辻 正浩(ツジマサヒロ)

株式会社 アイレップ SEM総合研究所商社で営業職を4年経験の後、広告業界に転職。テレビ番組制作会社を皮切りにいくつかの広告会社に勤務し、Web・映像・紙・イベントと幅広い媒体のディレクション・制作を行う。その中で主に取り組んだWebでは、独学でSEOにも取り組んできた。2007年、より高いレベルで...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/05/07 13:12 https://markezine.jp/article/detail/6931

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