SEOの情報収集を行うために
これまでSEOの情報収集の危険性について述べてきたものの、SEOの成果を上げていくためには、なんらかの方法での最新の情報収集は必須と言える。それは、SEOを外注している場合でも例外ではない。SEOのプロの発言の中にも誤りが多くなってきているのである。誤りと知りつつ、さらにはリスクがあると知りつつ開示せずに、推測される利点だけをアピールするSEOサービスも多い。
問題のないSEO情報の収集のためには、自らの考えを持って情報の精査を行い判断する必要がある。その際におすすめしたいのは、検索エンジンが行う情報提供を重視することである。
検索エンジンがガイドラインや公式ブログの形などで提供する情報提供は、すべて正しいとは言いきれないものの、SEO情報の中で最も信頼できる情報の1つである。この情報提供を理解したうえで、その内容から外れる内容はすべて疑うことから始める事をお勧めしたい。検索エンジン側の情報提供に沿った形でのSEOを行っていれば、リスクが発生する可能性はごくわずかなものとなるだろう。
その上で、根拠を論理的に説明できるか、リスクはないかを明確に判断できる情報だけを、活用すべきだろう。
【参考情報】
安心できる情報から得る方法は、少ない労力で検索エンジンからの流入を得られるものではないかもしれないし、安心できない情報から得た方法は、簡単に大きな効果がでるとアピールするものが多い。ただ、痩せたいと思った人が、簡単に痩せられるというダイエット手法を使い、効果が無かった・体調を崩した、という事例は説明するまでもないほどあるだろう。貴方のWebサイトは、どれほど重要なものだろうか。もし、健康とは異なり多くのWebサイトを持っており、その中でも重要ではないものならばいろいろな手法を試すのも1つの方法ではある。ただし、企業のコーポレートサイトなど、非常に重要なWebサイトを、リスクのある手法に曝すべきではないだろう。
おわりに
あなたが得た情報は、「薬を飲むだけで劇的に痩せる」などの情報だろうか、それとも「ダイエットに効果的な運動の方法」などの情報だろうか? 画期的な新しい方法なのだろうか、それとも大勢が効果を実感できている方法だろうか? それが判断できないのであれば、採用するべきではないだろう。
さて、本記事は、「信じてはいけないネットのSEO情報」というネット記事であって「クレタ人の嘘」である。本稿の内容も、情報を精査したうえでご参考にしていただけたら幸いである。
