CVRとCTRをやり切った上で、会社を動かそう
高橋:CVRとCTRを高めることに徹底的に向き合い、やり切ることで見えてくる次の一手はありますか?

石渡:最後に向き合うべきはCPAです。ただし、CPAはマーケターだけでは簡単に変えられないものです。許容CPAの幅を広げるためには「会社を動かす」しかありません。そのためには「価格マネタイズの仕組みを根本的に変える」「プロダクトの抜本的な改革を進める」など、プロダクトサイド、経営サイドの視点や行動が必要です。
本来の守備範囲ではないかもしれませんが、自社に対して会社を動かす提言をしていくのは、最終的にマーケターに求められる役割かもしれません。
高橋:そのような発言をする権利を得るためにも、まずはCVRとCTRの2要素を「やり切る」ことが大切ですね。
石渡:ええ。まずは自分でレバーを動かせる範囲のことから着手していきましょう。冒頭の「AI時代にどうやって事業を伸ばせばいいのか」という問いには、「まずCVRとCTRを伸ばそう」とシンプルにお答えしたいです。
高橋:今日は石渡さんが日々考えていることを皆さんに紹介できればと思いお話を伺ってきましたが、シンプルかつ核心を突いた、根幹の思考が垣間見えた気がします。AI全盛の時代だからこそ、目の前のテクニックに飛びつくのではなく、広告の原理原則に立ち返ることが大切ですね。

