効果が良い/良くない言い回しは?検証済みThreads運用術
鈴木:個人的にThreadsで猫アカウントを始めてみたのですが、投稿内容によってコメントやいいねの集まり方に傾向の違いがあると感じています。たとえば「猫はなぜこんなに可愛いのか」というような問いかけにはコメントが集まる一方、単に「猫が可愛い」という投稿には、いいねはつくもののコメントはあまりつきません。
広告においても結論を設けない問いかけや意見募集など、「相互発話を促すコンテンツ設計が不可欠」とまで現時点では明言できませんが、Meta広告配信全体に占めるThreadsへの配信量が一定以上のアカウントと、一定未満のアカウントを比較すると、テキストによる成果差も見えてきています。
Threadsへの広告配信量が多いアカウントでは、文字数や訴求のバリエーションが約2倍あり、言い回しに関しても、いわゆる典型的な「価格・割引訴求(「〇〇%OFF」「無料」など )」や「行動喚起ワード(「今すぐ」「チェック」など)」よりも、商品やサービス内容を具体的に説明する表現が使われている傾向が見られました。「TD(タイトル&ディスクリプション)を長めにしっかり書く」「同じ文言を使い回さずバリエーションを増やす」「割引・煽り文句よりも中身を説明する言い回しを使う」というほうがThreadsとの親和性が高い可能性があると考えています。
こうしたことから、Threads広告においてもテキストの重要性は比較的高いと考えており、博報堂DYグループでは文字数や訴求のバリエーションについて、現在検証を始めているところです。広告配信量がまだ少なく、有効な方法がまだ十分に確立されていない段階だからこそ、早期に活用いただき、今後の配信量の拡大に備えて独自のベストプラクティスを見出していただきたいと考えています。
進化し続けるThreadsで各社の「ベスト」発見へ
──博報堂DYグループの皆さんにお伺いします。今後、どのようにクライアント支援を展開していきたいとお考えですか。
竹島:生活者の興味関心の多様化というマーケティング環境の変化に加え、Threadsのユーザー数が増加している今、当社でもThreadsを活用した支援案件や実績が着実に増えています。これまでの運用を通じて蓄積してきたノウハウやTipsをクライアントに還元しながら、引き続き、Threadsの体系的なプラニングから広告配信・運用、効果検証までを包括的にサポートしクライアントのビジネス成長と生活者のエンゲージメントが両立するコミュケーションを追求してまいります。
髙野:Threadsは今後、たとえばフォーマットの拡充や、検索リフト・ブランドリフトといった新しい分析・計測手法が追加されることになれば、マーケティング活用の可能性はさらに広がるのではないかと考えています。こうした進化にも柔軟に対応しながら、Threadsの導入・活用に課題を感じているクライアントとともに、最適なコミュニケーション方法を検討し、実行できる体制を整えていきたいです。
鈴木:アクティブユーザー数の上昇に伴いThreadsに関心を持つクライアントも増えてきています。ブランドセーフティーに関する機能が拡充され、広告成果についても社内の知見が蓄積されていることを踏まえ、Meta様とともに、クライアントがより成果を得られる仕組みを作っていきたいと考えています。
──最後に Metaから、日本の盛り上がりを踏まえた今後のブランドパートナーへの期待や展望についてお聞かせください。

河村:新しいプラットフォームが生まれるタイミングは滅多になく、そのアーリーステージに皆様のご協力を得ながら関わっていけることは、非常に大きなチャンスだと感じています。日本のThreadsの盛り上がりはグローバルでも非常に注目されています。博報堂様、Hakuhodo DY ONE様のような力強いパートナーとともに、日本からグローバルにも繋がるような良い事例を生み出していきたいです。

