導入プロセスの2つ目のステップ、「タグ設計」
今回は、導入プロセスの2つ目のステップである「タグ設計」について解説していきます。
すべてを計測しようとしない
タグの種類が1種類しか無い場合は工数はそれほどかかりません。有料ツールの大半はさまざまな粒度で、さまざまな変数を取得することが可能です。今回は技術的な側面はさておき、要件を実装する手法や注意点を中心に書いていきます。
なお、ここから導入完了までのプロセスはIT担当の協力が必要となります。要件定義はマーケティング担当だけでも進められますが、ここからはサイトのURL構造や仕様を知っているIT担当がいないと話が進められません(IT担当が知っておくべき事や、求める能力に関しては次回の記事で紹介いたします)。
タグ設計で大切なのは、最初の実装ですべてをやろうとしない事です。初めて有料ツールを導入する場合、ツールの使い勝手を覚えたり、課題を発見したりと、カットオーバー前後でやらないといけない事は山ほどあります。ですので、優先順位が高く、かつ工数をかけずに導入できるもの、またすぐに役立ちそうな要件から実装をしていきましょう。
そして、欲張らずに1つか2つの施策を素早く回すこと大切です。つまり「Quick Win」を目指すということです。もちろん時間やリソースが許すのであれば、しっかり要件定義して実装に時間をかけてもよいと思います。その辺はケースバイケースで考えてみましょう。