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MarkeZine Day 2009特集

Twitterをマーケティングに活用するポイント
【MarkeZine Day 2009】


Twitterをマーケティングに活用するポイント

 Twitterの6つの特徴の解説が終わったところで、いよいよマーケティングに関する話題となった。まず、企業がTwitterを使う目的は「情報発信・PR」「ユーザーサポート」「ブランディング」の3つに大別されると指摘。こうした活動によって得られるものとして津田氏は「ダイレクトな反応や、ユーザーがどこでつまずいているのかという情報が得られるのが1つメリットとして挙げられるでしょう。もう1つ僕が重要だと思うことは、Twitterでどういう情報が人気があって、どう評判が広まっていくのかを分析する点です。最近だと、任天堂DSのゲーム『ラブプラス』が非常に話題になって、どんどん売れています。『なぜこの情報発信がブームを起こしたのか』を考えることが非常に重要な気がします」と、Twitterでブームが起きていく過程の重要性について話した。

 津田氏はこのあと、企業がTwitterを利用する上で参考になる資料として、英国政府がTwitterで情報発信する際のガイドラインや、日本のメディアや有名人、企業のTwitterアカウントが紹介し、最後のまとめとして次のように語り、セッションを締めくくった。

 「Twitterは『マーケティングに使えるんですか』と聞かれれば、『間違いなく使えます』と言えます。ただ、よほどうまくやらないとブログとあまり変わりません。1番のポイントはコストが本当に安いことです。無料でアカウントを作って、1人専任の人を置くだけでそれだけで情報を発信していくことができます。かつユーザーのゆるい空気というのがあるので、できるで限りやればいい、あらゆる面で安いので『やらないよりはやる方がいい』というのが僕の意見です。もう1つのポイントは、コミュニティがTwitterと結びついていると『盛り上げたい』というインセンティブが働くことです。企業がTwitterをやるにしても、個人というものを出して、オフ会やコミュニティに積極的に参加していくことで得られることも多いでしょう。後はもう『誰にやらせるか』というのがすべてです。非常に人間力が高い人、トラブルがあってもすぐにいなせたり、面白い情報発信ができる人を、企業のTwitter担当という形でオープンにすることによって、そこから得られるいろいろなノウハウも出てくると思います。面白い人間を1人捕まえて『お前Twitterやれよ』と、やらせて試行錯誤することがマーケティングをする上で重要なことかなと思います」。

注目度の高さから会場は満席となった
津田大介氏

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/10/19 10:28 https://markezine.jp/article/detail/8589

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