Amazon.co.jpは、自分が買いたいものを登録する「ウィッシュリスト」で、ほかの人の名前やメールアドレスで検索すると、その人が登録したウィッシュリストの内容を閲覧できる「ほしい物リストサーチ」を提供している。しかし、メールアドレスで検索すると、ほしい商品情報のほかに、登録されている本名や住所の都道府県名も表示される。
これはウィッシュリストの初期設定が「公開」となっていることから可能となっており、設定は変更することができる。しかし、そのことに気づいていないユーザーがあまりにも多く、名前かメールアドレスを知っていれば、誰でも個人情報やその人の興味や関心をのぞき見するのことも可能となることから、ネットで大問題になった。
3月13日現在、Amazon.co.jpで「ほしい物リストサーチ」を利用しようとすると、エラーが表示され検索結果は表示されない。また、「重要なお知らせ」として、リストの初期設定が公開になっていること、設定は変更が可能なこと、住所の都道府県名は検索結果に表示されるが、電話番号や番地は表示されないことが明記されている。
【関連リンク】
・「個人情報保護」への過剰反応はやめましょう、内閣府が適切な運用を求める改正案を公開
・モバイルショッピング「個人情報管理に不安」68.5% モバイルコマースに関する利用動向調査
・米Amazon、日本からのユーザーには代金と送料を円で表示する新機能を導入
・アマゾン出版社別売上ランキング、「造顔マッサージ」「のだめ」の講談社が1位
・ユーザー数25万人突破記念、仮想通貨「モリタポ」とAmazonギフト券が交換可能に