「自社商品がネット上でどう思われているか知りたい。けど、どこで調べればいいやら…?」そんなときは、製品レビュー専用のトラックバックセンター『MONO-PORTAL』を覗いてみてはいかがでしょうか? ブロガーと企業のつなぎ役として成長し続けている同サイト。今回は、運営者である和田さんに現場のお話を伺ってきました!
MONO-PORTALのはじまり
編集部
本日はよろしくお願いします。
和田
よろしくお願いします。
編集部
最初にMONO-PORTALのことを簡単に教えていただけますか?
和田
はい。当初予定していたコンテンツ構築スケジュールが大幅に遅れていて非常にはがゆい状況なんですが(笑)。β版を昨年2月にオープンし、正式な立ち上げが9月です。運営者は私ともう一人、両方ともブロガーですね。
編集部
立ち上げのきっかけは?
和田
そもそもは、ソニーマーケティングさんから新発売のハンディカムをブロガーさんの間でモニターしませんか? という話をいただいて(
注1)。で、ブロガー4名でその製品を3ヵ月間実際に体験してレビューするという企画をやったうちの私ともう1名が「レビューは面白い!」とはまり、一緒にMONO-PORTALを立ち上げました。
このレビュー体験で、いろいろわかったことがあります。それはレビューを書くことで、まず、書き手の意識が変わる。その影響で、購入者に対してもそれなりに価値ある情報を出せる。企業側も自分たちには作れない、ユーザ視点のコンテンツを作ってくれたということで評価してくれる。本当の意味でのWin-Winな関係が作れるんだなと思ったんです。
編集部
なるほど。
和田
巷で言われているような、「クチコミマーケティング」と大上段に構えてしまうと「企業=利用する側」「ブロガー=利用される側」というような関係になってしまう気がして…。企業主導ではなく、もっと、ブロガー主導の場所があってもいいのかなと。ブロガーとしての立場から、ブロガー、一般ユーザ、企業の三者にとっておもしろい企画を考え、それに企業を巻き込んでゆくという形を作りたかったんです。
ですので、組織形態も、会社ではなく、ブロガーのネットワークとしてLLP(
注2)という形を作って、その範囲内でやっています。ビジネスプランも一応ありますが、それよりは、「レビューブロガーを応援」する存在でありたいんです。日記的なブログから一歩先に進んでみたいと思っている人たちが、レビューを書く楽しみややりがいを感じるきっかけを作れたらいいですね。