気鋭のベンチャーが登場!
ユーザーローカル社は、早稲田大学の中にあるアクセス解析専業ベンチャーである。Twitter専用のアクセス解析ツール「TwiTraq」や、ブログでよく見かける無料アクセス解析ツール「なかのひと」の運営会社であると言えば、馴染みのある方も多いのではないだろうか。
ユーザーローカル社はTwiTraqの他にも、PCサイト解析ツール「User Insight」・モバイル解析ツール「うごくひと2」・ソーシャル解析ツール「AppTraq」といった複数のアクセス解析ツールを運営しており、月間ページビューは50億を超える。
中でも、「User Insight」は、株式会社ベネッセコーポレーション・日産自動車株式会社・富士通株式会社など、多数の大企業に導入されており、他の数字やグラフだけのアクセス解析ツールでできる定量分析だけでなく、独自の手法によって『定性分析』までできる機能を兼ね備えているのが特徴だ。アクセス解析の定性分析とはどういうことか。詳細が、株式会社ユーザーローカル コーポレートセールス ディレクター 渡邊和行氏から紹介された。
User Insightの主な特徴
ヒートマップ解析
最も特徴的なのが、ヒートマップ解析だ。サーモグラフィーのように色別で熟読度が表示されるので、このマップを見れば、ページのどこに注視されているのかが、ひと目でわかる。
ヒートマップ解析には、熟読度がわかる「熟読エリア」の他に、何%のユーザーがページのどこまでを読んだかがわかる「終了エリア」、どこをクリックしているかがわかる「クリックエリア」など、全5種類の機能を用意している。
属性解析
User Insightでは、年齢分布・男女比・訪問回数/頻度・都道府県の比率に加え、企業名/学校名・初心者/上級者まで、ユーザーの属性を解析することができる。さらにこの属性解析とヒートマップ解析を組み合わせることにより、「男女でどこが読まれているかの違いを見る」「サイトのヘビーユーザーと初心者の動きの違いを見る」といった、多角的なアクセス解析をすることが可能だ。
ソーシャルメディア解析
User Insightは、先月主要ソーシャルメディア経由のアクセス解析にもいち早く対応した。対応サービスは、「mixiチェック」「Twitter」「GREEいいね!」「Facebookいいね!」など。渡邊氏は「なぜTwitterを始めとするソーシャルメディアに対応したか、を次に説明していきたいと思います」と続けた。