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アジア全域でマーケットリーダーとなるECサイトは不在
アマゾンの利用者比率は日本が突出

2011/03/10 12:50

ECサイト利用者数1位は中国、ネット人口における利用者比率1位は日本

 アウンコンサルティングは、コムスコアの1月の集計調査データをもとに、アジア圏のECサイトの利用動向をまとめた。対象となったアジアの6つの国・地域におけるECサイトの利用者数は約2億4千万人。ユーザー数では中国が突出して多いが、ECサイト利用者が全インターネット人口に占める割合を比較すると、日本における普及率が特に高く、約80%におよんでいる。

アジア各国のEC サイト来訪ユーザー数・リーチ
出典:コムスコア/メディアメトリックス(Media Metrix)2011年1月

 アジア圏で利用されているのは、「アリババ」や「タオバオ」などを保有するAlibaba Corporation(以下、Alibaba)の運営するサイトが多く、利用者数は約1億2千万にのぼっている。米国発のAmazonが続いているが1位との差は大きい。

アジア・パシフィック地域 ユニークユーザー数上位10サイト
コムスコア/メディアメトリックス(Media Metrix)2010年10月

アジア全域においてマーケットリーダーとなるECサイトが不在

 以下は、AlibabaとAmazonそれぞれの主要な国・地域における普及率を表したもの。Alibabaは中国本土や香港における普及率が高い一方、Amazonは日本における普及率が著しく高い結果となった。 

Alibabaサイト 国・地域別普及率
Amaznサイト 国・地域別普及率
出典:コムスコア/メディアメトリックス(Media Metrix)2011年1月(2点とも)

 このグラフを見てもわかるように、現状ではアジアのすべての国・地域に広く普及しているECサイトは見当たらない。3位のアップルのサイトは香港、シンガポール、Yahoo! Shoppingに関しては日本と台湾に限って普及率が高い結果となっている。 

   アジア全域においてマーケットリーダーとなるECサイトが不在である中、日本からは5位にランクインしている楽天が海外展開の取り組みを進めているほか、昨年7月にはディノス、9月にはニッセンが多言語サイト開設を発表しており、アジアのECサイト業界は一段と競争が熾烈化してくることが予想される。

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