マスメディアに匹敵する、LINEマーケティングの世界観

インターネット広告の世界は、わずかな数値の世界の中で動いている。一方でLINEマーケティングは、既存のインターネット広告とは大きく異なる世界観をもっている。
「すでに終了した企画ですが、『アメイジング・スパイダーマン』という映画の公式アカウントを開設した際に約100万人のお友達ができました。そのうち10数万人が映画観賞券のプレゼントに応募しました。この応募率は、インターネットの広告手法においてはありえない数値です。この数値をたたき出す世界観こそが、LINEのマーケティングです」
まるでテレビの視聴率のような数字だ。このような実績値を出す事実からも、今後LINEがスマートフォンのマスメディアになりうる可能性を大いに感じる。
LINEの世界観はオリジナルじゃないといけない
LINEの広告事業が立ち上がってから4か月。まだまだこれから発展していくであろうLINEマーケティングは、「根本的にLINEと、たとえばFacebookのコンセプトは異なるので、LINEはLINEで自分たちで独自に手法を考えている」そうだ。
「Facebookやツイッターは、アカウントを開くこと自体にお金はかからないですよね。LINEの場合はアカウントを開くのにお金がかかるので、その点はすごく比較されますね。ソーシャルというとお金はかからないみたいなイメージをもっている方は多いですが、アカウント開くこと自体にお金は払ってないけど、結果的には費用がかかります。Facebookのいいねをとるために広告を出したり、運用で人件コストも。
LINEの場合は、毎日1200~1300万人のユーザーが常にLINEを使っているのでアカウントを開設するだけで、いわゆる広告と同じ告知力があります。LINEはアカウントの中に広告費用も広告販促費用も全部込みと考えてもらうといいかもしれません。
また、LINEの公式アカウントの登録数って桁が違いますよね。ローソンだと1日で約20万人もアカウントの登録数が増えた事例も。1日で20万人のユーザーを獲得することは、驚異的なこと。このような世界観は、オリジナルのものですし、オリジナルじゃないといけないと思います」