STEP 2: タグの登録
既存の解析タグをコンテナに登録します。AdWordsコンバージョントラッキングタグ、リマーケティングタグ、Google Analyticsトラッキングコードなど、Googleプロダクトのタグはひな形が用意されています。ここでは、代表的な3種のタグの登録方法をご紹介いたします。
Google Analyticsトラッキングコードの登録
最初にGoogleアナリティクスのアカウントホーム画面から、Webプロパティ番号(UA-XXXXXX-Y)を確認し、控えておきます。

次に、Google Tag Managerの画面から、作成したコンテナの「サマリー」画面を開き、「新しいタグ」ボタンをクリックします。

タグの名前を入力し、「タグの種類」で「Google アナリティクス」を選択します。すると、Google Analyticsタグのテンプレート設定が表示されるので、「ウェブ プロパティ ID」フィールドに先ほど控えたWebプロパティ番号を入力します。

入力後、「タグを配信するルールを追加」ボタンをクリックして、このGoogle Analyticsタグを実行する条件を設定します。Google アナリティクスのページトラッキングタグは基本的に全ページで実行するかと思います。このような場合は、「既存のルールから選択」を選択して、「すべてのページ」ルールを使用します。

最後に「保存」ボタンをクリックし、設定を保存すれば、Google Analyticsトラッキングコードの移行は完了です。
※ 本記事執筆時点では、Google Analyticsトラッキングコードのうち、基本的なもの(ページビュートラッキング・イベントトラッキング)のみ、テンプレートでサポートされています。これら以外のものを使用する場合、「タグの種類」で「カスタムHTMLタグ」を選択して、カスタムトラッキングコードを登録します。
AdWordsコンバージョントラッキングタグの登録
まず、AdWords管理画面から、コンバージョントラッキングタグを取得します。
このとき、「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の2変数の値を控えておきます。次に、Google Tag Managerの画面から、作成したコンテナの「サマリー」画面を開き、「新しいタグ」ボタンをクリックします。

タグの名前を入力し、「タグの種類」で「AdWords コンバージョン トラッキング」を選択します。すると、AdWordsコンバージョントラッキングタグのテンプレート設定が表示されるので、先ほど控えた「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の値を入力します。 その際、「"」は入力しないようにしてください。

入力後、「タグを配信するルールを追加」ボタンをクリックして、このAdWordsコンバージョンタグを実行する条件を設定します。コンバージョントラッキングですので、通常は特定のページ(注文完了や問い合わせ完了ページ)が表示された時にタグを実行します。このような場合は、「新しいルールを作成」を選択して、タグを実行する条件を新規登録します。

特定のURLでタグを実行するときは、「条件を指定してください」で「url」「等しい」を選択し、ページのURLを設定します。「等しい」は完全一致の場合にタグが実行されますが、他にも「含む(部分一致)」、「前方が一致」、「最後が一致」、「正規表現に一致」が設定できます。また、「含まない」「一致しない」を選択すると、上記の一致の逆の条件を設定できます。
AdWordsリマーケティングタグの登録
AdWordsコンバージョントラッキングタグ同様、AdWords管理画面からリマーケティングタグを取得します。
このとき、「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の2変数の値を控えておきましょう。次に、Google Tag Managerの画面から、作成したコンテナの「サマリー」画面を開き、「新しいタグ」ボタンをクリックします。

タグの名前を入力し、「タグの種類」で「AdWords リマーケティング」を選択します。すると、AdWordsリマーケティングタグのテンプレート設定が表示されるので、先ほど控えた「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の値を入力します。

入力後、「タグを配信するルールを追加」ボタンをクリックして、このAdWordsリマーケティングタグを実行する条件を設定します。コンバージョンタグ同様に、実行条件を設定します。
※タグの実行条件について、ここでは簡単な2種類の方法を紹介しましたが、正規表現を使用したり、Webページ内の要素についての条件式を記述したり、Webページから発生するイベントを指定したりと、実に柔軟な設定が可能です。これは、Googleのプロダクトならではの特徴といえます。