LINEマーケティングの5つの新広告メニュー
新しく追加される広告メニューとして(1)LINEマストバイ(2)LINE Play(3)LINE camera(4)LINE@(5)LINEキャラクターグッズの5つが発表された。
LINEマストバイ
LINEマストバイとは、スポンサー企業の商品購入者のみがダウンロードして利用できるスタンプを提供するもの。これにより、店舗を持たないメーカーなどのナショナルクライアントでも、購買に紐づけたキャンペーンが可能になる。そして、LINEスタンプの費用対効果を明確に計れるという点が注目に値する。 今春4月からトライアルを開始する予定。

LINE Play
LINE PlayはLINE公式アバターサービス。総ダウンロード数は200万人を突破し、マンスリーアクティブユーザーは150万人を抱える。企業はLINE Playを活用することで、若年層のアクティブなLINEユーザーに対して、自然な形で商品・ブランドの認知をはかることができる。今春よりトライアルを開始し、6月より本格展開する予定。
LINE camera
LINE cameraは最も使われているLINEアプリの一つ。2,000万ユーザーを抱え、月間起動回数は8,000万回。以前にローソンがLINE cameraを使ったフォトコンテストを実施したが、これからはLINE cameraでスポンサードスタンプが利用できるなど、公式アカウントやスポンサードスタンプと連動したタイアップが可能になる。
LINE@
LINE@は昨年の12月から始まった月額5,250円のローカル店舗向けのO2Oサービス。公式アカウントは「全国施策x広告宣伝費」、LINE@は「地域施策x販売促進費」といったすみ分けだ。

現在、LINE@では一斉メッセージ配信ができる点は公式アカウントと同じだが、LINE内での露出はない。つまり利用店舗が自力で友だちを集める必要があるが、(1)アカウント検索機能(2)友だち追加ボタン(3)LINE@ナビ、といった友だち増加策をLINE側でも強化中である。
LINEキャラクター
現時点ではグッズや連載コミック、テレビアニメへのLINEキャラクターの展開を行っている。これからはLINEのキャラクターを軸にしたクロスメディア型の企業とのコラボレーションを進めていく。
「競合サービスや、これまでのソーシャルメディアではなかったものを軸にして、キャラクターを立体的に展開をしていきたい」と田端氏は語る。
目指すは日本企業の海外展開のパートナー
現在、LINEの国内ユーザーは4,100万人を超えているが、相対的には海外ユーザーの比率がどんどん増えている。
そんな中、「世界でLINEが盛り上がっている地域と、海外展開を目論む日本の消費材メーカーなどが狙っている市場がかぶっている」と田端氏は語る。

「日本国内でつくった事例をもとに、ASEAN諸国や中近東、そして南米など、新興国へ日本企業が事業を展開していく際のプラットフォームになる、LINEをそんな存在していきたい」と田端氏は展望を語り、締めくくった。