カジュアルゲームの効果的な収益化とは
スマートフォンサイトやゲーム画面に表示させる広告としてバナー広告が一般的だが、高いCTRが見込めるとして、今「アイコン型広告」にアプリベンダーが高い関心を寄せている。小さなスマートフォンの画面では、広告スペースが邪魔なものとして捉えられがちであり、バナー広告のみで高い収益を得るのはなかなか難しい。マルジュが提供する「アスタ」は、ゲームアプリのトップ画面や終了画面にアイコンの形で広告を表示。「スマートフォンユーザーの見慣れたアイコンが広告になり、ゲームからゲームへの回遊を生み出しやすくする」と、マルジュ 営業部部長の松本勇氏は話す。
同社は昨年夏よりアイコン型広告に特化したアドネットワーク「アスタ」を展開しており、アスタでの平均CVRは5%と非常に高い数値を保っている。特に、ユーザーアクションが終了した段階で表示される広告の効果が顕著だという。2013年5月時点で25億インプレッションまで拡大しており、1000メディアと提携。現在ネットワークに参画しているアプリデベロッパーは、その8割がカジュアルゲームである。
低コストの集客プロモーションと高い広告収入を両立
アスタのアイコン型広告を表示するには、SDKをつかうか、Javaスクリプトのタグを使ってアプリに組み込む。画面に表示されるアイコン型広告の数も、1つから開発者が自由に決めることができる。多いケースで4つ設置されることもあり、最近ではこの広告を組み込んだ形でインターフェースをデザインするデベロッパーも出てきている。
マルジュはこれまで、300万人が利用するブログサービスや120億インプレッションの広告を配信する広告配信サーバーをはじめ、Web、モバイル関係のシステム開発事業を展開。現在ではスマートフォン領域に力を入れ、アプリの企画・開発・運営を手がけている。自社開発のゲームアプリ運営の経験から、高い収益化を見込める広告ネットワークサービスがないことに課題を感じ、昨年よりスマートフォン広告ネットワークサービスを提供する新規事業をスタート。そこから生まれたのが、アイコン型広告を用いたアドネットワーク「アスタ」だった。
「『アスタ』の開発においてこだわったのは、低コストの集客プロモーションと高い広告収入の両立です」と松本氏は説明する。
株式会社マルジュは6月18日(火)に、スマートフォンアプリの広告ビジネス関係者4社をゲストスピーカーに招いた無料セミナー&懇親会を開催します。5社による座談会や名刺交換・情報交流の懇親会もありますので、ぜひアプリ広告収益に興味のある方はご参加下さい。
【日時】2013年6月18日(火)14:00~17:15(開場受付13:30~) ※懇親会は17:15~
【場所】関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館 F会議室
【定員】80名(応募多数の場合は抽選)
【料金】無料 【応募締切】6月10日(月) 19:00まで
【イベント詳細】「スマートフォンアプリのマネタイズセミナー&懇親会」