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「アイコン型広告」で新たなゲームアプリの集客&収益化を推進する、マルジュのアドネットワーク「アスタ」とは?

 スマートフォンユーザーの裾野が広がったことで、隙間時間に気軽に楽しめるカジュアルゲームの人気が高まっている。その中で、一度捉えたユーザーを離さず、自社が展開する次なるゲームへの誘導策として有効なのが、アイコン型広告だ。特にマルジュ社が提供するアドネットワーク「アスタ」は、アプリ広告収益を約120%向上させる二次収益化策として注目を集めている。

カジュアルゲームの効果的な収益化とは

 スマートフォンサイトやゲーム画面に表示させる広告としてバナー広告が一般的だが、高いCTRが見込めるとして、今「アイコン型広告」にアプリベンダーが高い関心を寄せている。小さなスマートフォンの画面では、広告スペースが邪魔なものとして捉えられがちであり、バナー広告のみで高い収益を得るのはなかなか難しい。マルジュが提供する「アスタ」は、ゲームアプリのトップ画面や終了画面にアイコンの形で広告を表示。「スマートフォンユーザーの見慣れたアイコンが広告になり、ゲームからゲームへの回遊を生み出しやすくする」と、マルジュ 営業部部長の松本勇氏は話す。

アスタの広告掲載イメージ(自社アプリ)
アスタの広告掲載イメージ(自社アプリ)

 同社は昨年夏よりアイコン型広告に特化したアドネットワーク「アスタ」を展開しており、アスタでの平均CVRは5%と非常に高い数値を保っている。特に、ユーザーアクションが終了した段階で表示される広告の効果が顕著だという。2013年5月時点で25億インプレッションまで拡大しており、1000メディアと提携。現在ネットワークに参画しているアプリデベロッパーは、その8割がカジュアルゲームである。

低コストの集客プロモーションと高い広告収入を両立

 アスタのアイコン型広告を表示するには、SDKをつかうか、Javaスクリプトのタグを使ってアプリに組み込む。画面に表示されるアイコン型広告の数も、1つから開発者が自由に決めることができる。多いケースで4つ設置されることもあり、最近ではこの広告を組み込んだ形でインターフェースをデザインするデベロッパーも出てきている。

アスタの広告掲載イメージ(他社アプリ)
アスタの広告掲載イメージ(他社アプリ)

 マルジュはこれまで、300万人が利用するブログサービスや120億インプレッションの広告を配信する広告配信サーバーをはじめ、Web、モバイル関係のシステム開発事業を展開。現在ではスマートフォン領域に力を入れ、アプリの企画・開発・運営を手がけている。自社開発のゲームアプリ運営の経験から、高い収益化を見込める広告ネットワークサービスがないことに課題を感じ、昨年よりスマートフォン広告ネットワークサービスを提供する新規事業をスタート。そこから生まれたのが、アイコン型広告を用いたアドネットワーク「アスタ」だった。

 「『アスタ』の開発においてこだわったのは、低コストの集客プロモーションと高い広告収入の両立です」と松本氏は説明する。

2013年6月18日(火)開催 「スマートフォンアプリのマネタイズセミナー&懇親会」

株式会社マルジュは6月18日(火)に、スマートフォンアプリの広告ビジネス関係者4社をゲストスピーカーに招いた無料セミナー&懇親会を開催します。5社による座談会や名刺交換・情報交流の懇親会もありますので、ぜひアプリ広告収益に興味のある方はご参加下さい。


【日時】2013年6月18日(火)14:00~17:15(開場受付13:30~) ※懇親会は17:15~
【場所】関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館 F会議室
【定員】80名(応募多数の場合は抽選)
【料金】無料  【応募締切】6月10日(月) 19:00まで
【イベント詳細】「スマートフォンアプリのマネタイズセミナー&懇親会」

二次収益型広告のため平均20%の収益増

 スマートフォンが普及し、さまざまな層が利用するようになったことで、ゲームの市場も拡大している。いわゆる“ゲーマー”が好むような複雑な仕掛けやストーリー、また課金の仕組みも備えているゲームではなく、通勤時や昼休みなどのちょっとした時間に楽しめるカジュアルゲームが、女性やライトユーザーを中心に人気を集めている。

株式会社マルジュ営業部部長松本勇氏
株式会社マルジュ 営業部部長松本勇氏

 カジュアルゲームはフィーチャーフォンでSNSが大流行した際に最も効率よく集客できるコンテンツであったため、無料でゲームを提供する仕組みが多く、スマートフォンでも無料で提供するモデルが続いている。したがって、ゲーム提供側は広告収益を上げなければ利益化ができない。その点でも、アイコン型広告に注目が集まっているのだ。

 「バナー広告と併用しても、バナー広告のCTRにはほとんど影響がないことが、いくつかの事例から分かっています。現在アスタを導入しているゲームでは、すべて他社広告を配信した場合、平均で20%の収益増となっています」(松本氏)。

自社広告枠に最大80%を活用して、回遊率アップ

 「ゲームの本数が増え、競争が激しくなった今、たった一つのタイトルで収益を見込むのは難しくなっています。あるゲームでユーザーを獲得したら、その人たちを自社の違うゲームへと誘導するのが集客策として最も効率がいい。そこで、アスタでは自社広告枠を最大で80%利用できるように構築しました」(松本氏)。

 この点が、前述の二次収益型広告である点と並んで、デベロッパーに支持されているという。具体的な活用方法としては、新しいアプリをリリースしたら、まず既存の自社アプリにアスタの自社広告機能を利用してアイコン型広告を表示させる。同時に、他社のゲームに広告を出稿し、自社ユーザーと出稿先から新アプリのダウンロード数を増やす。ユーザー数がある程度獲得できる約1週間程度を目安に、自社広告の割合を減らし、新アプリ自体の広告収益化を目指す。このような流れで継続的に新アプリをリリースすることで、自社が一度捉えたユーザーを回遊させ、安定した集客を維持しながら高い収益を見込めるわけだ。

 マルジュによると、他のアドネットワークでは自社広告のパーセンテージの設定ができなかったり、設定できてもいつ表示されるか分からなかったりというケースがあるという。アスタのシステムであれば、最も効率的に集客と収益化を狙うことができ、リリースの戦略も立てやすい。

2013年6月18日(火)開催 「スマートフォンアプリのマネタイズセミナー&懇親会」

株式会社マルジュは6月18日(火)に、スマートフォンアプリの広告ビジネス関係者4社をゲストスピーカーに招いた無料セミナー&懇親会を開催します。5社による座談会や名刺交換・情報交流の懇親会もありますので、ぜひアプリ広告収益に興味のある方はご参加下さい。


【日時】2013年6月18日(火)14:00~17:15(開場受付13:30~) ※懇親会は17:15~
【場所】関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館 F会議室
【定員】80名(応募多数の場合は抽選)
【料金】無料  【応募締切】6月10日(月) 19:00まで
【イベント詳細】「スマートフォンアプリのマネタイズセミナー&懇親会」

広告収益を広告費用に充てることもできる柔軟な仕組み

 アスタでは、運用が安定し広告収益を得られるようになった段階で、その収益を広告費用に転換できる機能も備えている。「この仕組みは、初めから広告費を確保しにくい個人のデベロッパーにも有効に使っていただいている」と松本氏。なお、出稿の際にもアスタのCPCは業界最低水準の4円に設定されており、業界平均の10~15円と比較して負担が少ない。この価格は、アプリ開発会社でもあるマルジュが自社の無料アプリでシミュレーションを重ねて、採算ラインを上回るものとして導き出したという。

 カジュアルゲームからカジュアルゲームへと遷移しやすいユーザーの特性、それによる高いCVRの実現を考えると、当然ながらCPIも非常に低く抑えられている。アスタでのCPIは約20円。この点も、デベロッパーに受け入れられている要因だ。

 「カジュアルゲームはその特性からも、1本を時間と手間をかけて制作するのは収益構造的に合わないため、短期間に何本リリースできるかが勝負になってきます。アスタを活用し、集客と収益化の計画を短期のサイクルで立てることで、より効果的なアプリの運営が可能になります」(松本氏)。

年内100億インプレッションの実現を目指す

 アスタはデベロッパー向け機能として、配信したくない広告種類を選択できるブロック機能や、クリック率と広告価格の組み合わせの最大化を自動調整する機能も提供。広告主向けには広告媒体のデータを開示し、どの媒体の効果が高いかを瞬時に判断可能にしている。また、クレジット決済に対応しているためいつでも出稿可能であり、曜日別や時間別の配信設定や広告予算上限の設定ができるようになっている。

2013年6月18日(火)開催 「スマートフォンアプリのマネタイズセミナー&懇親会」

株式会社マルジュは6月18日(火)に、スマートフォンアプリの広告ビジネス関係者4社をゲストスピーカーに招いた無料セミナー&懇親会を開催します。5社による座談会や名刺交換・情報交流の懇親会もありますので、ぜひアプリ広告収益に興味のある方はご参加下さい。


【日時】2013年6月18日(火)14:00~17:15(開場受付13:30~) ※懇親会は17:15~
【場所】関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館 F会議室
【定員】80名(応募多数の場合は抽選)
【料金】無料  【応募締切】6月10日(月) 19:00まで
【イベント詳細】「スマートフォンアプリのマネタイズセミナー&懇親会」

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/06/05 11:00 https://markezine.jp/article/detail/17848