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スモールビジネス向けO2Oプラットフォーム!LINE@活用企業特集

読者の1割超にLINE@でリーチ!金銭的メリット以外の、ユーザーがうれしい情報とは?集英社 マーガレット編集部の事例


中高生に定着しつつある「LINEのある生活」

 同誌が読者にアンケート調査を行ったところ、読者のうち携帯電話を持っている人はおよそ75%。そのうち、スマートフォンは25%を占めていることが明らかになった。

 「他のソーシャルメディアとしては、Facebookの活用も今後は取り組んでいきたいが、まずはホームページ、ブログ、Twitter、そしてLINE@と段階的に進めています」と澤野氏。

 Facebookのユーザー数が最も多いのは、30代男性だと一般的に言われている。同誌の主要読者である中高生は、FacebookよりもLINEのほうが身近なのかもしれない。すでにプラットフォームとなりつつあるLINEの利用を当たり前のように受け入れ、初めて使うソーシャルメディアがLINEのタイムラインという人も徐々に増えつつあるのだろう。

『これでも漫画研究部』の一コマ。LINEキャラクターのコニーの姿が!

 また、同誌では『これでも漫画研究部 LINE4コマ』という漫画を連載している。主人公は他人に自分の気持ちを伝えるのが苦手な女の子。その女の子の感情を、LINEのキャラクターを登場させて、表現している。このようなことからも、中高生にとってLINEのある生活が、すでに定着しつつあることを感じる。

編集長自らLINE@のメッセージを送ることも

 LINE@アカウントの運用についてたずねたところ、澤野氏自身が手を動かすこともあるが、主に20代の女性編集者が担当者として運用しているという。ペースとしては、週に1回を目安に、月に4回ほどメッセージを配信している。

 「基本的にメッセージを送るのは、月2回の『マーガレット』の発売日と、毎月25日のコミックスの発売日のお知らせが3回です。そして残りの1回が、サイン会などのその時々のトピックについてです」

読者の1割超にLINE@でリーチ!

 今年の5月にLINE@アカウントを開設し、友だち数は約7,100人(2013年9月12日現在)にまで順調に増加している。

 「TwitterでLINE@アカウントを開設したお知らせを流したことが、友だち獲得に大きく貢献しました。また、LINE@のおすすめアカウントで取り上げていただいたことも大きかったですね」

「集英社」とキーワード検索をすると、マーガレット編集部のアカウントが表示されます。

 また、マーガレット編集部のLINE@アカウントは、メディア・エンタメのジャンルに分類されている。そして、ユーザーがどんなキーワードでLINE@アカウントを検索するかを考え、「少女まんが」「集英社」というキーワードで検索した際に表示されるように、内容紹介の文章を工夫している。

 発行部数6万部の同誌は、LINE@アカウントを活用により、実に読者の1割強にリーチできている。ただ、同時期にLINE@アカウントの運用を開始した別冊マーガレット編集部のアカウントは友だち数14,000人超(2013年9月12日現在)であり、そこを目標に今後も友だち数を増やしていきたいという。

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クーポンを配信せずに、友だちにメリットを感じてもらうには?

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/10/10 11:12 https://markezine.jp/article/detail/18380

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