Twitterの全量データを収集可能なのは国内でBuzzFinderだけ
BuzzFinderは、Twitterの日本語ツイートを全量リアルタイム収集できるツール。他にも国内ブログサイトの90%以上、ポータルサイト「goo」で検索された検索語のデータも収集対象になる。特にTwitterデータをリアルタイムに解析して、15分ごとに分析結果をまとめてくれる。口コミ数の推移から異変を検知するとアラート通知してくれる機能もオプションで利用可能だ。
BuzzFinderの強みは何と言っても、Twitterの日本語ツイートを全量収集できるところ。BuzzFinderはTwitterとの戦略的提携により、Twitterの提供する「FireHose API」を使って、日本語ツイートをリアルタイムに取得している。
実はTwitterが公式サイトで提供する検索機能を使っても、全ツイートを検索できるわけではない。実際、MarkeZineに掲載されたある記事を例に取ると、記事中のツイートボタンには「ツイート数 81件」と表示されているが、Twitter上で検索してみると72件しかヒットしない。その消えた9件分のツイートも、BuzzFinderを使えば拾い上げることができるわけだ。
BuzzFinderについて、もう1つ特筆すべきは属性分析だ。Twitterユーザーの属性情報を分析して、性別・年代・地域・職業等の情報を示してくれる。「今度の新製品についてポジティブな反応を示したのはこんな層で、ネガティブだったのはあんな層だった」「競合A社の支持者にはこんな属性の層が多く、当社の支持者と比べて年齢層が高い」といった分析も実現できる。属性データは、ブログからも取得可能。ブログを書いた人の性別・年齢を収集してくれる。
BuzzFinderを試しに使ってみた。「消費税」のツイート数の推移は
それでは実際に使いながら、BuzzFinderの機能について詳しく紹介していこう。こちらは4月からの消費税増税に関するツイートの分析結果画面。「消費税」を含むすべてのツイートを収集・分析している。
これを見ると、「消費税」を含むツイート数は、年末年始に少し落ち込んだが、4月1日に向けて徐々に増えていることが分かる。
集計期間は「直近1日(15分毎)」「指定1日(15分毎)」「直近1週間(日毎)」「直近3ヶ月間(日毎)」「直近1年間(日毎)」「指定期間(日毎)」から指定できる。こちらは「直近1年間(日毎)」のグラフに切り替えた画面。約1年前からデータ分析の結果、やはり消費税増税が決まった10月1日のツイート数が飛び抜けている。