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運用型広告時代の要!トレーディングデスク最前線(AD)

注目DSP事業社のキーパーソンと語る!(第1弾)プログラマティック・バイイング時代のマーケティング成功の一翼を担うトレーディングデスクへの期待

拡大するプログラマティック・バイイングの領域

高瀬:これからは、プログラマティック・バイイングの領域はもはやディスプレイだけにとどまらず、デジタルサイネージやウェアラブル・デバイス、スマートテレビ、ひいてはIoTなど、ますます広がっていくでしょう。そのような環境の変化が予想される中、今後の方向性について教えて頂けますか。

松田:デジタルサイネージについては、昨年8月に設立した子会社「マイクロアドデジタルサイネージ」がすでに取り組んでいます。今まではオフラインで行っていた商流をデジタル化して、より効率的にリアルタイムに広告を出稿する方向に時代は進んでいます。また、スマートフォン、動画、純広などの領域においても、まだRTB化が十分に進んでいない部分はたくさんあるので、まずはそこに取り組んでいきます。

 ただ、「プログラマティック・バイイング」という言葉だけでは、なかなか進まないと思っています。というのは、広告の買い方、すなわち商流を単純にデジタル化して、プログラマティックにしましょう、ということ自体には大きな付加価値はないと考えています。メディアバイイングをデジタル化するというのは、あくまで手段の話なので、やはりその先にどのような付加価値があるのかを明確にして、マーケットに提示していく必要があると考えています。

田辺: 伸びているスマートフォン市場をはじめ、デジタルで扱えるものはすべて対象になっていきますよね。松田さんがおっしゃるように、そこに付加価値を提供できないとダメですが。トレンドの移り変わりが速い市場ではありますが、逆に、PC領域でもまだできること、やるべきことはたくさんあるとも思っています。ネイティブアドなどもそうですね。デバイスのフラグメンテーションに対応しながら、配信のプラットフォームとしてやるべきことはたくさんあります。足下もきっちり固めていくことを忘れてはいけません。

マーケティング成功の一翼を担うトレーディングデスク

高瀬:今後も消費者との接点が増えていくにつれて、広告のパーソナライズ化はますます進んでいきます。そのような消費者の変化に対応し、マーケティングをさらに発展させていくために、その一翼を担うトレーディングデスクに期待することがあれば教えてください。

田辺: まずは、こまめに情報開示してほしいですね。円滑なコミュニケーションができれば、運用もうまくいきます。あとは、複数のDSPを使う際もトータルで見るべきだと思います。CPAが悪いから、はい終わり、ではダメ。お客さまのプロモーションをトータルで見て、ハンドリングしつつ、円滑にコミュニケーションをとることでさらなる成果をあげていけると思います。

高瀬:お客さまからすると、我々は“代理店”ではなく、トレーディングディスク“機能”として採用頂いています。そのため、プロモーションの全体像を教えて頂くことも多いので、キャンペーンを成功させるために可能な範囲で情報を共有していければと思います。

松田:「MicroAd BLADE」を活用するにあたっては最適化が重要なのですが、お客さまがやりたいことと、最適化が効く設定の仕方が、必ずしも合致しないケースが多々あります。お客さまの要望に沿ってそのまま運用してしまうと、最適化のデータがたまらず、結果としてうまくいかない事態が起こることも。ですので、ツールの機能・特性を理解した上で、お客さまのやりたいこととの落としどころを上手く調節する設計を見つけてほしいですね。

高瀬:RTB経由のディスプレイ広告のマーケットは、2017年には1,000億円を超えると予想されているとはいえ、現状では400~500億程度とまだ小さいのが現状です。ですから、田辺さん、松田さんから厳しいご意見も頂きながら(笑)、我々も各プラットフォームの知見を高めて、お客さまのプロモーションを成功させていきたいと思います。DSP事業者の皆さんと一緒に業界を盛り上げていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします!

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター 出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/07/29 14:00 https://markezine.jp/article/detail/20444

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