Amazonギフト券を選んだ3つの理由
インセンティブにAmazonギフト券を選んだ理由は3つあるという。1つ目は、Amazonギフト券の需要の高さ。多くの人が利用しているAmazonギフト券は、「欲しいギフト券ランキング」でも上位に入っている。そんな需要の高いAmazonギフト券であればより多くのチラシルユーザーに喜んで頂けると判断されたそうだ。
2つ目は個人情報がなくともギフト券を付与できる点。チラシルは、登録するときにメールアドレス含む個人情報を一切必要としていない。そのため、郵送やメールで送る必要のあるギフト券では、住所やアドレスなどの情報を入力してもらうところから始めなければならず、手間が増えてしまう。Amazonギフト券であれば、コードをアプリ上で見せれば、その場でユーザーに利用してもらうことが可能だ。
そして、3つ目はアプリユーザーに小額でAmazonギフト券が付与できるところだ。おこづかい機能を実装する際、小額で多数の商品キャンペーンを打って機能改善を行いたいという希望があった。そのため最低のインセンティブ付与金額が大きいと、付与できるユーザー数が少なくなってしまい、キャンペーン数も減らさざるを得ない。その点Amazonギフト券では、50円以上であれば1円単位で金額指定の上Amazonギフト券が配布できる。これにより、小額でのキャンペーンが多数行えるようになった。
それでも、秋元氏はキャンペーン実施当初は不安だったという。「チラシルのユーザーはチラシを見て実店舗に買い物に行く人たちなので、果たしてオンラインショッピングのAmazonギフト券をもらって嬉しいのかなと。ですが、蓋を開けてみるとギフト券の登録方法についてのお問い合わせはあるものの、特に悪影響もなく利用者も順調に増加しているので、Amazonギフト券を魅力的に感じていただけているようです」(秋元氏)
実際おこづかい機能をリリースして2ヶ月後には、同機能をチラシルユーザーの半分が使うようになった。
インセンティブ設計のコツは「価格と当選者数のバランス」
今回のようなインセンティブを用いたキャンペーンで、秋元氏はどういった点を意識しているのだろうか。
「限られたマーケティング予算の中で、より多くのユーザーにお得だと思ってもらうことが大切です。そのためには、チラシルで得したという体験をしてもらうことが重要なので、商品設計にはかなり気を使っています。特に、沢山応募が集まる商品や価格を意識すること。当選者を少なくすれば、価格は上げられるのですが、その兼ね合いが難しいですね。キャンペーンのリリーススケジュールは毎回細かく決めるのですが、それも常に結果を見て次回のキャンペーン設計に反映して……というのを繰り返しています」(秋元氏)
また、秋元氏はUIのデザインにもこだわったという。ギフト券を使いやすくするために、チラシル内に“ギフト券を登録する”というボタンをわかりやすく置き、Amazonのサイトにすぐ飛べるようにしている。機能の動線設計には、チームメンバーを何人も巻き込んで議論を重ねた。わかりやすい動線設計によって、よりユーザーの体験を高めるためだ。
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