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DeNAの電子チラシアプリ「チラシル」、Amazonギフト券活用で狙う顧客購買行動の変容とは

PDCAをより早く回して、迅速な機能改善へ

 UIデザインだけでなく、機能改善も短期間で大幅に行うことができた。おこづかい機能のリリース後、当初の目的でもあった小額で多くのキャンペーンを行えたことで、PDCAを迅速に回せたことが大きいという。最初は“先着何名にギフト券をプレゼント”という形だったが、小売店と連携することになり、先方のリクエストでレシート送信後に回答してもらうアンケート機能をつけた。また、利用者数が増えてきてからは、先着のみだと当選者が限られてしまうため、抽選形式も取り入れた。

 アンケートの際に記入が必要な個人情報は、年齢と性別だけなのでハードルもそこまで高くない。インセンティブは、企業やスーパーなどとの連携(アンケート有り)の場合は約100円還元。従来のおこづかいキャンペーンと比べて、高めに設定している。

 「これも、Amazonギフト券導入の工数が少なく済んだからこそ、実現できた機能です。商品や店舗に関する消費者の声をアンケートによって取得できるため、メーカーや小売店、飲食店などとのタイアップもしやすくなりました」(秋元氏)

 従来のおこづかい機能におけるキャンペーンの商品指定は、例えば「バナナ」など商品名のみ。しかしタイアップは「◯◯のバナナ」とメーカーも指定される。メーカーや商品など細かい条件がつくことで、レシートの応募数が下がるかもしれないとの懸念があったが、結果は全く問題がなかったという。

 「見せ方や還元額によって、メーカーを指定しても応募は沢山来ることがわかりました。いつも買っているものや還元率が高いものなら買おう、となりますので。それこそ従来のキャンペーン以上の応募が来ることもあります。1回買ったら次も、とリピートされやすいので、ユーザーの増加に合わせてメーカーの販促面でもどんどん活用してもらえそうです」(秋元氏)

既存サービスの活用でさらなる購買行動の変化を巻き起こす

 今後の方向性としては、おこづかい機能でメーカーや小売店との連携をさらに増やしていく予定だ。

 「チラシルには既存の動画広告や記事広告があり、それと組み合わせて新しい広告をつくる予定です。Amazonギフト券とも様々な金額やボリュームで深い連携をとっていきたいですね」(秋元氏)

 クライアントからも、様々な要望がきているという。

 「メーカー様からは、自社商品が他の何と一緒に買われているのか、また1回の購入金額はどれくらいか知りたいという要望があります。現在レシートのデータ活用までは行っておりませんが、今後対応を進めて要望に答えたいですね。また小売店様からは、“〇〇エリアで買い物をしている人に広告を打ちたい”という地域指定のリクエストをいただきます。チラシルなら、地域をかなり細かく限定できるので、お役に立てます」(秋元氏)

 さらにスーパーで売られているようなものに限らず、「例えば、今年のシルバーウィークには新幹線のチケットやガソリンスタンドのレシートなどでAmazonギフト券を付与しました。こうした、季節やイベントに合わせた幅広い展開も行うことで、色んな生活シーンでチラシルを使っていただきたいです」と秋元氏。様々な購買行動に変化を起こしたいと展望を語った。

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/12/16 14:39 https://markezine.jp/article/detail/23247

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