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中国の高学歴ネットユーザー市場では、「Googleな人」と「百度な人」の割合は互角【CNNIC2007年検索市場レポート】

 中国の検索市場は、中国の最大手検索エンジン「百度」(Baidu.com)と「谷歌」(Google.com)の2大検索ブランドがしのぎを削っている。CCNIC(China Internet Network Information Center)が9月に発表した、2007年の中国の検索エンジン市場についての調査レポート「2007 Survey Report on Search Engine Market in China」を見てみよう。

 このレポートでは、中国の7つの地方、24の主要都市を網羅し、各都市を3つの一級都市、7つの二級都市、14の三級都市に分けて分析。中国の大手検索エンジン「百度」は、都市のレベルが一級→二級→三級と下がるほど、67.33%→73.35%→83.82%とシェアが上昇。一方のGoogleは、22.11%→14.78%→4.99%と下降していく傾向があるという。

 検索エンジンの利用は中国でも日常化しており、ネットユーザーの61.9%が毎日利用しているという。利用頻度を見ると、1日に何度も利用する人は44.71%、1日に1回利用する人は17.2%となっている。だが、2000年以降、検索エンジンの利用者は毎年約12%で推移していたが、2006年には11.32%に減少し、2007年9月時点では7.7%となっている。

 また、中国のネットユーザーが最も好んで利用している検索エンジンは、百度が74.5%、Googleが14.3%となっているが、25歳以上で大卒以上の学歴を持ち、月収3千元以上のハイエンドユーザー市場におけるシェアを見ると、47.72%が百度を選択し、42.32%がGoogle.comを選択している。こうしたデータから、高学歴、大都市圏に住むネットユーザーほどGoogleを好む傾向があるようだ。

 こうした検索ブランドの認知については、ほかのユーザーからの情報を参考にしているという人が54.03%と半数以上にのぼり、自分で見つけたという人は41.33%、また、よく訪れるサイトのリンクや検索窓から認識した人は8.05%となっており、広告を通じて検索ブランドを認識した人は7.81%にとどまっているという。

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2007/12/28 14:08 https://markezine.jp/article/detail/2436

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