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コグニティブで実現するビジネス変革とは? 「IBM Watson Summit 2017」を徹底解剖

事例を通じて「コグニティブ」を理解する

 ところで、「コグニティブ」とはどういう意味だろうか? 辞書的には“認知の”という形容詞だが、IBMがコグニティブという言葉で示そうとする概念にピンと来ない人も少なくないだろう。

 コグニティブの中核となるテクノロジーがWatsonである。IBMはWatsonを人工知能ではなく「Augmented Intelligence(拡張知能)」と位置付けている。ここまでにも説明してきた通り、自然言語を理解し、推論し、学習を重ねることで、人間の意思決定や活動をサポートしたり、人間の知能、専門性を拡張する仕組みを意味するものである。IBMはこの新しいテクノロジーを活用したビジネスをコグニティブ・ビジネスと標榜しており、Watsonは人間にとってかわるのではなく、人間を支援し、とともに変革を起こすという点において他社の人工知能(AI)に対する見解と一線を画している。

 では、どのようにしてコグニティブ・ソリューションは活用されているのか? IBM Watson Summit 2017では、両日で20社以上の企業や組織が実践内容を語る予定だ。これらのセッションではコグニティブおよび、その技術の活用を体感することができるだろう。

 たとえば、4月27日に組まれているのが、オムニチャネルマーケティングとしてWatsonを導入した横浜銀行のセッション。横浜銀行は、2016年4月にコグニティブ・ソリューションの採用を発表し、12月5日からオムニチャネル・マーケティングのシステムが稼働した。ATM、インターネット・バンキング、メール、スマホ、Webサイトと、様々なチャネルから得られる情報を分析し、顧客ニーズを把握。複数のチャネルを連携させて、Watsonによるパーソナライズしたサービス提案を行う実状が伝えられるという。

 パーソナライゼーションのあり方をつかむには、チャネルが複数あるほど、Watsonの実力を知るのにも申し分ない。事前申し込みの2月段階でセッション受講の事前申込みが多いようで、注目度は明らかだ。

 また、IBMデザイン思考で実現する顧客志向のイノベーションと題し、IBM Design Thinkingのフレームワークやコグニティブなテクノロジーを用いて、体験価値をどのように高めることができるかを考察するセッションも興味深い。

 他にも、2月末時点でセッションの参加が正式に決まっている日本医療データセンター、金沢工業大学、エイベックス通信放送、JALエンジニアリング、筑波大学など、様々な業態、分野でのコグニティブ・ソリューションの実践例が披露される予定だ。

ディシジョンメーカーや、部署横断での参加がおすすめ

 二日間の内容は、これからマーケターに求められる資質とも関わりがありそうだ。つまり、ビジネスからテクノロジーの話に終始せず、テクノロジーからビジネスへの最適化も理解すること、そしてそれらを語れることが、求められているからではないか。今や、マーケティングを統括する立場の人間がテクノロジーを語り、マーケティングを導く時代だ、とも言い換えられる。

 故に日本IBMは、同イベントをディシジョンメーカー向けのものであると公言する。一方で、一人では決めたくても決められない立場に置かれるケースが現実的に多い、ということも日本IBMは承知している。その場合は、部門部署を越えた人同士の参加も効果的だという。

 社内の立場を越えて、部門間を越えて二日間の体験を共有することで、既に他社で始まっている革新、コグニティブ・ソリューション活用に直面しながら、「自社はどうすべきか」を共に考え、決断する機会になるからだ。

 従来のイベントは「マーケティングのイベント、ITのイベント」と区切られ、部署ごとに個別で知識を貯めるに留まっていたが、二日間のサミットでは、コグニティブ&クラウドの世界を、ビジネスと技術どちらからでも堪能できるようになっている。IBM Watson Summit 2017はマーケターにとっても、具体的な未来を見据えられる二日間となりそうだ。

「IBM Watson Summit 2017」開催!

 会期:2017年4月27日(木)/28日(金)
 場所:グランドプリンスホテル新高輪
 参加費:50,000円(税込)
 申し込み:こちらから
 ★詳細はイベントサイトをご覧ください。

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この記事の著者

遠藤 義浩(エンドウ ヨシヒロ)

 フリーランスの編集者/ライター。奈良県生まれ、東京都在住。雑誌『Web Designing』(マイナビ出版)の常駐編集者などを経てフリーに。Web、デジタルマーケティング分野の媒体での編集/執筆、オウンドメディアのコンテンツ制作などに携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/04/06 13:59 https://markezine.jp/article/detail/26121

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