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Teadsと5が語る、Amazonの広告掲載サービスとTeadsの活用で売上を最大化する動画広告とは

低コストで高い効果を実証

 今回のTeads Japanと5によるソリューションは、デジタル広告の効果測定や検証の指標をも変えようとしている。両社はAAPとTeads PMPを活用した動画広告配信施策を「ベータ版」として実施した際に明らかになった。

 「同じコストをかけて行ったこれまでのAAP動画の施策に比べ、Teadsの広告接触者がAmazonの商品ページにより多く訪問したのです(※)。PVあたりの単価についても通常のAAPの動画広告に比べて大幅な効率化を実現できました」(若松)

※出典:5の運用レポートより(2018年2月)

 従来、デジタル広告などの効果を測定・検証する指標として、CPAやROAS(広告費用対効果)、ROI(投資対効果)が用いられてきた。

 これに対して、Teads Japanおよび5は新規のお客様を作る新しいソリューションの提供と「eCPDPV(Cost Per Detail Page View)」というAmazon独自の指標を提唱する。クリックスルー・ビュースルーを問わず広告接触者がAmazonの商品ページを閲覧したあたりのコストだ。

 「AAPでは、新規顧客になりうるオンライン買物客を識別して商品ページへと誘導し、更にAmazonの訪問ユーザーへのレビューや商品ページなどのコンテンツへの再訪を促す機能が加わることで、新規のお客様を作ることを目的とした投資が実現できます。これにより、オンライン上での売上規模を量販店並みに増やしていくことが可能です」(若松氏)

 デジタル広告の市場規模が急速に伸びている一方で、マス媒体での大規模な広告・宣伝コストも依然として堅調を維持している。その理由として若松氏が指摘するのは、オンラインストアでの売上規模が、量販店の売上規模を大きく下回っているという現状だ。

両社が目指すのは「ECサイトの限界突破」

 両社は今回の取り組みで実現したいビジョンがあるという。それは「オンライン上で量販店を超える売上の実現」だ。

 「広告主の側には、まだまだECサイトで実現可能な売上規模は限定的という意識が強い。そのために、マス媒体向けの広告・宣伝予算をなかなかデジタルシフトできないという課題があります」(若松氏)

 また、既にAMSを活用している企業でも、上記のビジョンを達成する上で壁となる課題がある。それは「AMSに投資できる金額の上限」だ。

 「AMSの検索連動型広告で、大規模な売上アップを実現するにはAmazon内で検索の回数を爆発的に増やさなければいけないため、AAPの配信が必要となります。そして、AMSの売上最大化を目的とした効率的なAAP配信を実現するのが、Teads PMPへの動画広告配信です」(鳴海氏)

 若松氏は、Teadsと取り組みを行うことは、配信ネットワークだけでなく、クリエイティブにもメリットが大きいと語る。

 「Teads Studioを活用することで、商品詳細ページに導くために必要な、『何の商品か』『どこで売っているのか』かが一目でわかるクリエイティブを制作できます」(若松氏)

 

 マス媒体を使って、大規模な広告・宣伝費用を投じているのは大手および有名企業が中心だ。その多くがブランド別、商品のカテゴリー別に確保している予算をオンラインの業績拡大を目的とした顧客創造に有効投資できていない。そこを変えていくことがTeads Japanおよび5が目指すビジネスの将来展望だ。

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この記事の著者

浦野 孝嗣(ウラノ コウジ)

 2002年からフリーランス。得意分野は経済全般のほかIT、金融、企業の経営戦略、CSRなど。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2018/05/28 14:53 https://markezine.jp/article/detail/28107

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