テレビではなくSNSをスタートポイントに!
下記のグラフは総務省が発表した20代における通信メディアの利用時間や行動に関する調査結果をまとめたものです。項目の中で、年々費やす時間が増加しており、かつその割合が最も大きいのが「ソーシャルメディアを見る・書く」です。

※クリックして拡大 (参照:総務省 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)
これはミレニアル世代の特徴で、コンテンツとのタッチポイントをSNS上で生み出す必要性を示唆しています。こうした変化の中で、プロモーションをSNSファーストで展開する企業が徐々に増えています。
たとえば、こちらは法人企業向けにマーケティングプラットフォームを展開するフロムスクラッチのWebCMです。上記の「データマーケティング部の苦悩『使いにくい』篇30 秒Ver.」に加え、「データマーケティング部の苦悩『時間がかかる』篇30秒Ver.」など、複数作品クリエイティブを展開しています。
内容は、マーケティング担当者のあるあるネタを、サバイバル訓練や刑事の張り込みなどになぞらえてプロダクトを訴求するコミカルなものです。本動画は、テレビ起点ではなく、最初からWebや都内のトレインチャンネルを中心に公開されています。
普段マスメディア、特にテレビを中心とした活動を行っているタレントや芸能人を起用したCMをテレビで放送せず、SNSフィード上の広告に絞って活用するケースはまだ少ないでしょう。ですが本事例以外にも、Web上で複数クリエイティブを同時展開し、エンゲージメントや評価の良い動画をテレビで放送する、という流れで動画を活用する企業なども増えています。動画マーケティングにおけるSNSファーストは、今後さらに進んでいくと考えられます。