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Adobe Summit 2018

AIでデジタルマーケティングはどう変わるのか?【Adobe Summit 2018】

インフルエンサーの影響力をビジネスチャンスに!

ブログ・SNSからワンタップでECへ

 2つ目は、「See and Shop」というソリューション。これは、インフルエンサーが有するエンゲージメントをビジネスチャンスに活用することができるものだ。具体的には、ブログやInstagram、Pinterestなどへの投稿画像からワンタップでECへ遷移させることができる

 デモでは、その場で撮影した写真を使用して、プレゼンテーターが履いているジーンズをオンラインで販売するまでのフローを実際にやって見せた。

 写真をソリューションに上げると、Adobe Senseiがデータベースから自社に関連のある商品をピックアップしてくれる。販売したい商品と販売したい場所(InstagramやPinterest、ブログなど)を選択すると、それぞれの場所に適したクリエイティブの生成、投稿までを自動で行ってくれる、という仕組みだ。

ピンタレストへの投稿イメージ
Pinterestへの投稿イメージ
画像のジーンズをタップすると、ECへ遷移する。
画像のジーンズをタップすると、ECへ遷移する。

 ユーザーは、画像に移っているジーンズをタップするだけでECへ飛び、商品を購入することができる。写真からワンタップでECへ繋げることができるため、SNSやブログなどで影響力のあるインフルエンサーを活用することで、企業もインフルエンサー自身もビジネスチャンスの拡大を実現することができる。

配信前に動画広告の最適化を図る

 3つ目に紹介するのは「Video Ad AI」だ。このソリューションにも、Adobe Senseiのインテリジェンスが使われており、広告のパフォーマンスを事前に予測することができる。デモでは、60秒の動画広告のパフォーマンスを予測するフローが実演された。

 まず、担当者が測定したい動画を選ぶと、Adobe Senseiはタグ付けされた過去の類似コンテンツデータに基づいて、動画広告のパフォーマンスを予測。最高の状態を100%とし、スコアが%で表示される。

Instagramで60秒の動画は長尺過ぎるため、パフォーマンス予測が悪くなっている。
Instagramで60秒の動画は長尺過ぎるため、パフォーマンスの予測スコアが悪くなっている。

 次に、効果の最大化が見込める動画の長さや構成などの編集案をAdobe Senseiがレコメンドしてくれる。担当者は、それに沿って動画広告を編集することができるため、KPIが最大となるようデータに裏付けされた動画を制作・配信することが可能になる

Adobe SenseiがInstagramで配信するのに最適な15秒のクリエイティブへの編集案を提示してくれる
Adobe SenseiがInstagramで配信するのに最適な15秒のクリエイティブへの編集案を提示してくれた

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30億人にリーチ可能な「Device Co-op」が北米で一般化

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/04/05 12:00 https://markezine.jp/article/detail/28163

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