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LINEショッピングで“ビジュアル検索”が可能に!新たに導入された「ショッピングレンズ」とは?

ECサイトの共通課題「新規率のUP」にも期待

――「ショッピングレンズ」導入に関して、LINEショッピングの加盟店にはどのようなメリットが考えられますか?

田村:昨今、多くのECサイトがリピーターの購入率を向上できている一方で、新規顧客の獲得がどんどん難しくなっているという課題を抱えています。実際に、LINEショッピングに商品を掲載いただいている店舗さんからも、新しいお客様を獲得したいという声をよく聞きます。

 「ショッピングレンズ」は、“店舗”でなく“商品”を軸にした検索を実現するものです。店舗に直接リンクするのではなく、自分のイメージに近い商品との出会いを促すことで、新しい店舗でのお買い物も生まれます。商品をきっかけにした購入が増えれば、店舗の新規率も向上しますので、ここに店舗側のメリットがあるはずです。

――逆に、CRM施策をLINEショッピングで行うことは可能でしょうか?

田村:可能です。LINEショッピングに加盟する多くのECサイトさんは、公式アカウントやビジネスコネクトを利用されています。これらを活用して、LINEショッピングで商品を購入したユーザーを特定することができますので、リピートを促進する施策をLINE上で展開することができます

LINEショッピングが目指す「検索の多様性」とは

――「ショッピングレンズ」の認知・浸透に向けて、LINE社ではどのような展開を考えていますか?

田村:インフルエンサーを活用して、PRをしていこうと考えています。また、LINEショッピングでは、読み物コンテンツの掲載も始めています。こうしたLINEショッピング内のコンテンツを利用して、プッシュしていく予定です。

――LINEショッピングにおける今後の展望を教えて下さい。

田村:先に少し話しましたが、我々は「検索の多様性」を目指しており、具体的には、下記の4軸で考えています。

 まず、何を買うか決まっている論理的なユーザーは、キーワード検索で事足りますよね。次に、商品名やイメージが曖昧な状態で検索する場合、これまではカテゴリーを絞って自分が欲しいものに近づいていくという方法がありました。

 そして、これまでになかったのが、直感的な検索・類似検索の機能です。これを今回の「ショッピングレンズ」で対応した形になります。また将来的には、バーコード検索も実現したいと考えています。既に購入するものが決まっていて、かつ直感的に検索したい時に、すぐに商品に直結することが可能になるとユーザビリティはさらに良くなると思います。

――バーコード検索まで導入されると、リアル店舗ともより連携が深まりそうですね。

田村:そうですね、今は在庫表示のサービスも検討している段階です。リアル店舗で買うほうが良いのか、ネットで買うほうが良いのかを、その場で判断できるような世界観を作れたらと考えています。

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/06/28 17:00 https://markezine.jp/article/detail/28688

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