自社に合った代理店・ベンダーの選び方、基準
最後に、良い関係を築くためのパートナーの選び方をまとめます。
細かい手法と言うよりは、想いを共通言語にでき、一緒にやれるという自信が持てるかどうかが大事です。これは3点に分けて具体的に解説します。
1.想いを汲んでくれる。そもそも想いを伝えられて、賛同してくれる担当者がいる。
2.KPIや想いを徹底的に聞いてくれて、提案に組み込んでくれる企業。KPIの達成ばかり気にする会社は、悪くはないが無機質でおもしろくない。
3.ただこちらの意見を聞くだけでなく、きちんとプロの意見を入れ込んでくれる。
広告主側にいて、良い会社の基準として認識されがちなのが、「なんでも言うことを聞いてくれるところ」「安くやってくれるところ」ですが、これは大きな間違いです。
「どうすれば担当やプロジェクトそのものの評価が高まるのか」「何をすると中長期的な視点でも良くなるのか」という「想い」の観点を持った広告代理店やベンダーとお付き合いしましょう。しっかり、違う時は違う、と言ってくれる会社こそ、付き合うべき会社です。
この記事を見ている広告代理店・ベンダー側の方がいれば、このような提案ができているか、見直してみると良いと思います。
さて、いかがだったでしょうか。初回から暑苦しい内容になってしまいすいません(笑)。第1回は、「想い」に焦点を当てた内容にしました。私は、「想いがあれば多少の論理破綻は押し通せる」というスタンスで仕事をしています。
たとえば数字に3%の誤差があるとして、それは売上などの成果にどれだけ影響を及ぼすのでしょう。その3%を追求しているうちに、想いや企画や施策をブラッシュアップしたほうがいいに決まっています。それくらい、想いには力があると信じています。
次回は「礼儀」をテーマに解説しますので、お楽しみに!
