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納得のマーケター人生を歩むために!クリーク・アンド・リバー社と考えるキャリアと転職(AD)

ヤプリ島袋氏が語るマーケターのキャリア論/外の世界を意識しながら、ブレずに理想を追い続けるには?

転職後も年に1度「キャリアの健康診断」を続ける

檜垣:初めての転職活動はどのように進められたのですか。

島袋:私の場合は担当してくださったエージェントさんに、かなり手厚くケアしてもらいました。ネットから申し込んだだけなのに、ここまでやってくれるんだというのは意外でしたね。1回相談したらそれで終わりなのかと思っていたのですが。

檜垣:よく誤解されるところなのですが、転職活動を始める段階から、転職が実際に決まるまで伴走させていただきますし、その後も継続的に情報交換をさせていただく方が多いです。

島袋:なるほど。私の場合はたままた最初に担当していただいたエージェントさんと年齢が近く、得意とされている領域も合致していたのですが、長く寄り添ってもらうのであれば、フィットするエージェントさんと出会えるまで、妥協せずに探したほうがいいということになりそうですね。

檜垣:本当にそうだと思います。人対人の世界なので相性は重要ですし、ヤブ医者に診てもらいたくないのと同じ感覚で、信用できるエージェントをこだわって探してもらいたいです。

島袋:当時担当してくれていた方とは今でもつながっていて、大体1年ごとに「キャリアの健康診断」をしてもらっています。

檜垣:具体的には?

島袋:転職するつもりがなくても、「自分はこの1年でどんな仕事をしてきたのか」ということを、いつでも社外の人にも見せられるように整理しています。それを、かしこまった面談ではなく、もう少しカジュアルな場でその方に見せて、フィードバックをもらっているのです。「第三者の視点」が入ることで、「次の1年はこの力を伸ばしていこう」などと見通しが立つようになりましたね

檜垣:その方とは、とても良い関係を築けているのですね。「第三者の視点」をもらえる中長期的なパートナーがいるのは心強いと思います。

 当社も、ご相談いただいた方とはできるだけ長く関係をもち続けていきたいと考えています。転職を考えていなくても、キャリア形成に関してはお気軽に相談していただきたいですし、島袋さんのように、転職先でご活躍されている方と情報交換という形でお話させていただくこともたくさんあります。

意外に見える転職も、培ってきたことが延長線上にある

檜垣:島袋さんはパルコを退職後、キリンのデジタルマーケターを経て、今年からヤプリに転職されていますよね。ヤプリに入社される際の経緯は既にMarkeZineやご自身のnoteでも語られていますが、この時も「第三者の視点」を意識されていたのでしょうか。

島袋:そうですね。キリンへの転職でお世話になったエージェントさんの意見も聞きましたし、IT界隈に明るい知り合いの友人に、「自分はどのような企業に向いているのかピックアップしてほしい」とお願いしたんです。複数の企業を提案してくれたのですが、その中にヤプリも含まれていました。客観的に見ても向いていると思われるなら、自分の選択は間違っていないだろうと確信を持てました。

 結果的にはヤプリに入社したのですが、その友人は自分が知らなかった企業もピックアップしてくれたので、世界が広がりましたね。

檜垣:なるほど。事業会社からサプライヤー(支援会社)への転職ということで、驚きの声もあったと思うのですが、ヤプリへの入社の決め手を教えていただけますか。

島袋:自分が目指している方向性と環境が合致していたということでしょうか。企業の規模感やサプライヤー側への転職という側面から、おっしゃる通り驚かれることはあります。しかし業種や業態が変わっても、私自身はこれまで培ってきたことの延長線上で仕事をしているという感覚です。

 たとえば私はパルコではリアルの店舗設計を担当していて、アパレルメーカーさんや飲食店舗さんに「この場所に出店しませんか」とお声がけするような仕事をしていました。ヤプリでは出店場所がデジタル(スマートフォン)上のスペースに変わっただけかなと。

 業界のマーケターたちと一緒に仕事をしていくというのも、パルコやキリンにいた頃と変わりません。現在は、これまで培ってきたつながりを活かし、他の企業との新たな接点を創出していくエバンジェリストやコミュニティマネージャーのような役割を担っていて、ヤプリをまだ知らない方に広めていくための広報的な活動も行っています。

檜垣:周りからは意外に思われるキャリアでも、ご本人の経験やスキルを活かし、やりたいことをしっかり追うことができているケースはたくさんありますよね。 

 当社では、ご相談に来てくださった方が最適な答えを見つけることができるよう、あえて踏み込んだ質問をさせていただくことがあります。それは「Aという道に進むことを希望していたはずなのに、気づいたらBの道を歩んでしまっていた」というズレを防ぐためと、ご本人も気付いていない願望を顕在化させるため。とにかく「なぜ」を繰り返して深掘りしていきます。

島袋:ひと昔前は社内にロールモデルのような人がいて「この人を目指していけば良い」と考えることができたのですが、最近は社外の人たちとつながるチャンスも多く、エージェントさんも情報を開示してくれるため、「別の道もある」ということが見えやすくなりましたよね。それは良いことなのですが、だからこそ方向性を見失わないようにしなければいけませんね。

檜垣:社会人として様々な経験を積み、情報や知見を得ると、逆に自分が見えにくくなってしまうこともあるものです。たとえば自己分析は就活生がやるものとイメージされる方が多いかもしれませんが、私は社会人経験が長い方ほど必要だと思っています。

島袋:社会人ほど自己分析は必要だというのは、確かにそうですね。第三者とコミュニケーションするからこそ、気が付けることもある。そこはプロの力を頼るべきだなと思います。

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この記事の著者

水落 絵理香(ミズオチ エリカ)

フリーライター。CMSの新規営業、マーケティング系メディアのライター・編集を経て独立。関心領域はWebマーケティング、サイバーセキュリティ、AI・VR・ARなどの最新テクノロジー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2019/09/02 10:00 https://markezine.jp/article/detail/31689

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