※本記事は、2019年8月25日刊行の定期誌『MarkeZine』44号に掲載したものです。
職種混合のチーム誕生
【写真左から】
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
デジタルビジネスプロデュース 本部長 兼
アドテクセンター センター長補佐 清家 直裕(せいけ・なおひろ)氏
広告会社勤務を経て2002年アサツーディ・ケイ(現ADKマーケティング・ソリューションズ)入社、デジタル広告を活用したデジタルマーケティングに従事。その後、デジタルパブリッシャーやアドテクノロジー企業での幅広い経験を経て、2016年1月アサツーディ・ケイ(現ADKマーケティング・ソリューションズ)へ復帰。2019年より現職。ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社
メディアマネジャー 塚本 かおり(つかもと・かおり)氏
2003年、旧・日本リーバ(現ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング)へ新卒入社。入社後、メディア部にてメディアバイイングに従事。その後Dove、Axe等、様々なブランドのメディアプランニング、番組タイアップ、バイイング等を担当。グローバルメディア戦略に基づく、日本向けのセントラルメディア戦略にも従事。2019年2月から現職にてエージェンシーマネージメント、デジタルマーケティングを含む統合的メディア戦略を担当。株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
コミュニケーションチャネルプランニング本部
メディアアカウント・プランニング局長 坂田 由美子(さかた・ゆみこ)氏
1997年、旧・旭通信社(現ADKマーケティング・ソリューションズ)へ新卒入社。入社後、テレビスポット業務に従事後、2007年に国際営業部に異動、以降ユニリーバのメディアプランニング・バイイング・アクティベーションにおいて様々なブランドを歴任。2013年から約2年間ユニリーバ・ジャパンへ出向し、メディアチームの一員として活動。2018年より現職。株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
コミュニケーションチャネルプランニング本部長 家村 義彦(いえむら・よしひこ)氏
1995年、旧・旭通信社(現ADKマーケティング・ソリューションズ)へ新卒入社。入社後、雑誌部で雑誌広告プランニングの業務に携わり、営業やメディアプランニングの部署を経て、2014年よりユニリーバのメディアプランニング部門を担当。2016年11月より同社のメディアアカウント部門を立ち上げ責任者となる。2018年4月より現職。
――現在ユニリーバでは、全ブランドのメディアプランニングとバイイングを、ADK内のユニリーバ専任のチームとともに進められているそうですね。まず、ユニリーバの塚本さんから、御社のマーケティングにおける組織体制についてお聞かせいただけますか?
塚本:ユニリーバは、日本だと約50名のメンバーがマーケティングに携わっています。また、グローバル企業なので国をまたいだ機能別のレポートライン(指揮系統)を敷いています。私は日本のメディア担当のマネージャーですが、直属の上司は日本のマーケティング部長ではなく中国にいるノースアジアのメディアディレクター、その上司はシンガポールのメディアのヴァイスプレジデント、という感じです。
ただ、日ごろの業務はローカルに最適化して進めており、私たちは各ブランドの担当者と連携しながら、メディアのプランニングとバイイングを進めています。
――ちなみに塚本さんのチームは何人くらいでしょうか。
塚本:社員としては、3人しかいません。当然、私たちだけでは回らないので、2016年より前からメディアプランニングとバイイングはADKの皆さんと一緒に進めてきました。当時は、いわゆる従来の広告主とメディアエージェンシーとして、私たちは基本的に営業さんと話をするという座組でした。
――では、今回お越しいただいたADKの皆さんの業務をうかがえますか?
坂田:私は従来の広告主とエージェンシーの関係の頃からユニリーバを担当していて、現在はメディアアカウント・プランニング局というユニリーバ専任チームのリーダーをしています。メンバーは今30人ほどで、数人は他のクライアントと兼任していますが、基本は100%ユニリーバのメディアプランニングとバイイングに携わっています。
家村と清家はそれぞれADKのメディアプランニングとデジタルの本部長で、もう一つ上のレイヤーでマネジメントに関わっています。以前は営業、プランニング、デジタルとそれぞれの組織にユニリーバを担当する部隊がありましたが、それを統合し、一部は機能を兼ねる形で現在のユニリーバ専任のチームになっています。