SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第71号(2021年11月号)
特集「きれいごとで終わらせないパーパス・ブランディング」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

定期誌『MarkeZine』特集

IoTが変えるビジネスとCRM 資生堂“Beauty as a Service”実現への道

 「SaaSならぬ“BaaS-Beauty as a Service”を目指していきたい」と語るのは、資生堂ジャパンの新ブランド「Optune(オプチューン)」をけん引する川崎道文氏。資生堂グループでは中長期戦略に基づき、新しいビジネスモデルを模索。忙しくも充実している30~40代女性をメインターゲットに、毎日の揺らぎに対応するIoTベースのスキンケアサービスを確立した。IoT技術で切り開かれている、顧客構造もマーケティングの注力点も異なる次世代ビジネスモデルの展開とデータ活用の可能性を追った。

電子版(誌面)はこちらから閲覧できます。

※本記事は、2019年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』46号に掲載したものです。

日々の肌に合ったサブスク型スキンケア

資生堂ジャパン株式会社 次世代事業開発部 デジタルフューチャーグループ 「Optune」ブランドマネージャー 川崎道文(かわさき・みちふみ)氏
1991年、資生堂に入社。営業職を経た後、マーケティング部門にてスキンケアカテゴリーを中心にブランドマーケティングに従事。その後、事業戦略部門にて日本事業中期計画、外部アライアンスなどを担当し、2017年にオプチューン・プロジェクトのリーダーに就任。

――今年7月にリリースしたスキンケアブランド「Optune」(以下、オプチューン)は、IoTを活用したサブスクリプション型のサービスだそうですね。簡単に特徴を教えてください。

 オプチューンは、IoT技術をベースにしたパーソナライズド・スキンケアです。日々の肌の状態、体のリズム、気分に加え、天候などの外部要因を加味した最適なケアができます。そのパターンは約8万通りあり、資生堂の美容の知見と処方技術を用いたアルゴリズムによって生成されています。

 2017年11月に開発を発表し、翌年から約1年にわたりベータ版を運用して、今年の7月に本格展開しました。様々な市場でSaaS型のビジネスが進んでいますが、オプチューンでは資生堂の新しい志向の一つとして“BaaS-Beauty as a Service”を切り開きたいと考えています。

 使い方としては、ユーザーに専用マシンを貸し出して、スマートフォンアプリと連携してWi-Fi環境下で朝・晩と肌の状態を撮影してもらいます。するとクラウド上で瞬時に分析され、2ステップの保湿液がマシンから抽出されます。マシンには、個人に合った5種類のカートリッジを入れる仕組みで、それぞれ残量がわずかになれば新しいものを自動でお届けします。基本的に朝晩の利用を想定し、月額1万円(税抜)の定額制で提供しています。

――どのような背景から開発に至ったのですか?

 資生堂グループが2018年に発表した2020年までの経営戦略「新3ヵ年戦略」では、成長を加速させるための取り組みについて明らかにしています。生活者の美に対する価値観のさらなる多様化、またD2Cモデルの進展も加味して、特に「パーソナライズド・ビューティー」のコンセプトを強く発信しています。

 以前から資生堂では、美容部員の接客などを通じてお客さま一人ひとりのニーズを汲み上げ、最適な商品をお勧めすることに努めてきました。そこに昨今のデジタル技術を上乗せすると、できることが相当広がります。特にこの2年ほどで、資生堂アメリカ地域本社がAIによる画像解析技術を持つギアラン社、肌の色を判定する技術を有するマッチコー社などのベンチャー企業をグループ傘下に収め、パーソナライズした新サービスの実現に向けて取り組みを進めています。

 そんな中、資生堂ジャパンでは社長の杉山(資生堂常務 兼 資生堂ジャパン代表取締役社長の杉山繁和氏)の旗振りの下、2017年早々に「生活者志向の新しいビジネスモデル」を立ち上げる計画が持ち上がり、私が担当することになりました。

この記事の続きはMarkeZineプレミアム会員になるとお読みいただけます。
詳細はこちら
プレミアム記事を毎月1冊にまとめてお届けする定期誌『MarkeZine』年間購読サービスもございます。
詳細はこちら

次のページ
忙しくも充実している現代女性がターゲット

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
定期誌『MarkeZine』特集連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:41 https://markezine.jp/article/detail/32224

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング