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定期誌『MarkeZine』特集

1車種×複数セグメントで最適解を探る 日産流・購買までの長き道のりを統合する方法

 購買までのフェーズが長いとされる自動車。そんな自動車を購買まで持っていくのは、至難の業だ。その中で日産自動車は、各車種で活用できる統合マーケティングの仕組みを構築しているという。どのような仕組みで自動車の検討を促すコミュニケーションをしているのか、詳細を探った。

電子版(誌面)はこちらから閲覧できます。

※本記事は、2019年12月25日刊行の定期誌『MarkeZine』48号に掲載したものです。

1つの車種でも複数セグメントでジャーニーを作る

日産自動車株式会社 日本マーケティング本部 ブランド&メディア戦略部 部長 堤雅夫(つつみ・まさお)氏
2004年、新卒でP&Gマーケティング本部入社。アイムス、アリエール、レノアのブランドマーケティングに従事。2010年、フィリップスジャパン入社。マーケティング部長。男性用シェーバーやキッチン家電「ノンフライヤー」の日本導入をリード。2013年、すかいらーくに入社。マーケティング本部副本部長として、広告、販促、デジタル、PR領域を統括。2018年、日産自動車に入社し、現職。

――御社では、統合マーケティングをいつ頃から始められたのでしょうか。

 統合マーケティングは4年ほど前から推進しています。それ以前は、テレビCMやデジタル広告など各媒体での最適化を目指した設計にとどまっていました。しかし、統合マーケティングを始めて以降は、カスタマージャーニーをもとに一貫性があってビジネス成果につながるコミュニケーションを作るようにしています。これは主要な車種のマーケティングプランを考える上で共通しています。

 そして、統合マーケティングを実現する上で特に重要視しているのが、セグメントごとのプランニングです。各車種に合ったカスタマーをいくつかのセグメントに分けてアプローチしています。

――それぞれの車種でセグメント分けを行うということでしょうか。

 その通りです。購買行動やモチベーションなど、いくつかのアングルで見てセグメントを考えています。もちろん、セグメントによってはコミュニケーションプランが似てくるケースもありますが、各セグメントにおける統合マーケティングの実施を心がけています。

――1つのブランドの中に、細かなセグメントがあるというのはビックリしました。もっと大きな括りでコミュニケーションプランを仕掛けているものだと思っていました。

 各車種の実購買層を分析すると、プロファイルやメディアハビットも異なります。セレナのお客様はこういう人、ノートのお客様はこういう人というほど、簡単にまとめられるものではないと思っています。

 ボリュームゾーンの大きそうな母集団を見つけて、それを細かくセグメント分けし、その人たちに関連したタッチポイントを探し、最適なメッセージを届けることを愚直に行っています。デジタルで細やかなアプローチがとれる現代だからこそのアプローチです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:42 https://markezine.jp/article/detail/32617

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