「マーケット感覚」を鍛えるために意識している3つのこと

キャリアサマリ
2011年明治大学政治経済学部経済学科卒業。2012年より広告制作会社で営業を担当。2015年デジタルガレージマーケティングテクノロジーカンパニーに入社。アプリ・Web領域の営業を担当。2019年4月よりアライアンス・プロダクト企画担当。
現在の業務
現在はマーケティングテクノロジーカンパニー内で、アライアンスや自社プロダクトの開発を担当しています。具体的には広告運用やクリエイティブ制作の業務効率化ツールの開発や広告商品の企画、開発などです。
様々な業界の「最先端」に触れる
デジタルガレージは私が所属しているマーケティング事業の他に、決済事業、投資事業を展開しています。様々な業界の次世代ビジネス情報が入ってくる社内環境は貴重だと考えています。マーケットの「今」を知ることも重要ですが、業界を越えて情報交換をすることで、広い視野でマーケットを見ることができ、今後どのようにマーケットが変化していくのか、ヒントを得ることができます。
常識を疑う
広告業界には、施策実行の際の「常識」や「定石」が多数存在します。過去の成功事例を踏襲したもの、経験則に基づいたものなど、一定のヒットが打てる確率が高い手法は貴重です。しかし、まったく同じサービスに向けて、同じ環境で施策を実行することはありませんので、世に言われる常識にとらわれてはいけないと考えます。そのときのマーケットやクライアントの状況にあわせたソリューションを生み出し、マーケットの本質を掴むことが重要です。常に、自身が認識している情報やこれまでの常識を疑うことが必要です。
一次情報にこだわる
自分自身が体験することが重要です。インターネットで様々な情報が容易に得られるようになった今、一次情報からの情報や経験は貴重で、他人と差が付く点だと認識しています。昨年独りでインドに行ってきました。非常に刺激的な国で、絶対に自分で経験しないと得ることができない、インターネットの情報や知り合いの話だけでは得られない、インドマーケットに関する情報や体験が得られ、以前と比較にならないほど多面的にインドを捉えることができるようになった良い機会でした。違う方向の電車に12時間乗ったときは絶望しましたが……(笑)。
「マーケット感覚」を鍛えるために意識している3つのこと

キャリアサマリ
2013年、早稲田大学在学中に動画アプリ「Vine」を活用したグルメサイトで起業。2015年、YouTubeやTikTokなどSNSを活用したインフルエンサーが所属するネットタレントプロダクションVAZを設立。2019年、「Forbes 30 Under 30 Asia」Media, Marketing & Advertising部門に選出。
現在の業務
会社の経営・事業方針の意思決定の他に、事業に関する日々のマーケットリサーチ、大手企業様や代理店様へのSNSマーケティングの提案を行っています。特に、YouTubeを活用した企業SNSの運用方法のセミナーに今は力を入れています。その他、起業を目指す学生に向けての講演登壇などを行っています。
どこの財布からお金を頂くのか、粒度が細かいところまで把握する
新規サービス立ち上げの際も、既存サービスのグロースをどうするか思考するときも、BtoBであれCtoCであれ「どこの財布からお金を頂くのか」を理解することが非常に大事です。なぜならそのビジネスに使う広告費も販管費も、すべて「どこの財布か?」からを逆算しなくてはビジネスモデル自体が崩壊するからです。それも粒度はなるべく細かくするべきであり、少なくともたとえば広告ソリューションAは宣伝部のどの予算で取りに行くのか? 昨年その部署の予算はどれくらいか? 他社は予算をどうやって取りに行っているのか? 等々は最低限把握した上で思考すべきです。
思い込みにはめちゃくちゃ意識して気をつける
思い込みって怖いです。何かの情報を見たとき、それがどこまでファクトなのかを考えずに、厳然たる事実と思い込んだり、新しい考え方や概念を勝手に結論ありきで決めつけたりしてしまう。間違った判断の大半は、思い込みが生んでいるのではないでしょうか。過去の成功体験で判断する人にとって、思い込みを捨ててニュートラルに判断することはリスクに思えてしまうかもしれません。しかし、現実は逆です。思い込みをまずは認識することから始めるべきではないでしょうか。
物事の共通点を発見するように意識する
一見まったく違うものに見えても、成功した理由や顧客の心理的ニーズなどは共通点が見出せます。VAZを創業したとき、既存の芸能プロダクションとインフルエンサープロダクション、既存のデジタルマーケティングの手法各種とインフルエンサーマーケティングなどの共通点を死ぬほど考えたことは、今でも事業の方向性を決定する際の糧となっています。共通点を発見することにより、時代の流れで「変わること」と「変わらないこと」が理解され未来が予測しやすくなります。