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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』デジタルクリエイティブの作法

デザイン×テクノロジー×日常の疑問から生活を良くするアイデアを生む

今は世界共通の課題に向き合うチャンス

――昨今はリモートで収録したテレビCMのクリエイティブが流れたり、医療従事者などへのエールをクリエイティブのメッセージに入れたりするなど、クリエイティブに変化が起きていると思います。今後作られる広告クリエイティブには、どのようなことがもとめられるのでしょうか。

 アウトプットの仕方は企業やクリエイターによってそれぞれだと思いますが、これほど世界中の人が同じ社会問題に向き合うことってほとんどないはずです。この状況下だと、1つのアウトプットが世界中で受け入れられる可能性があるので、クリエイターにとってはある意味チャンスだと思っています。

――「Keep Distance Ruler」ではARを活用していましたが、これからのクリエイティブにおいてテクノロジーはどのような役割を果たすと思いますか。

 今回活用したARも、実はすでにiPhoneに搭載されている技術です。しかし、その技術があまり使われていない現状を考えると、クリエイターが自ら使い方を考えてコンテンツでおもしろさを引き出すことが重要だと思っています。

 オンライン飲み会が流行っていますが、技術的には数年前からできたけど、コロナ禍になって試してみた結果、小さなお子さんのいるママでも飲み会に参加できるなど気づけなかった良さがわかって浸透していきました。これはたまたま生み出されたもので世の中が良くなった事例ですが、我々からテクノロジーが加わることでおもしろいクリエイティブを生み出せたらいいと思います。

リテラシーが上がった今こそデジタルを活かす

――最後に、今後の展望を教えてください。

 PARTYでは、今後Virtual Park System「VARP」というプロジェクトであらゆるエンターテインメントをバーチャルで楽しめる空間を提供して行く予定です。今回の新型コロナウイルスの影響で、人々のデジタルリテラシーが上がったと思っています。リモートワークが浸透し始め、オンライン上で飲み会を開くようになるなど、様々なことのオンライン化が進んでいるので、そこに対し我々ならではのアイデアを提供していければと思います。

 その他にも、満員電車での通勤やハンコ文化など、なんとなく続いていたけれど、ときに不便に思われてしまうことがコロナ禍によって続々とあぶり出されています。今後の10年を見据えて、良いところを伸ばしていけるクリエイティブアイデアを考えて、世の中が変わる起点に携われたらと思います。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/07/27 14:30 https://markezine.jp/article/detail/33869

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