広告媒体を選ぶときに意識していることは?(Faber Company・月岡克博氏)

株式会社Faber Company エグゼクティブマーケティングディレクター 月岡克博氏
Profile
SFA導入コンサルタント、CRMベンダー営業マネージャーを経て、2014年にFaberCompany参画。SEO、コンテンツマーケの営業/コンサルに従事した後に、自社マーケティングを担うIMC部門を立ち上げ。主に「MIERUCA(ミエルカ)」のマーケティング活動及び広報PRを統括。
注目している媒体
- プラットフォーマー:Twitter
- コンテンツメディア:オウンドメディア
- 動画メディア:YouTube
- アプリ:BtoBとは少し相性がよくないため、今のところ注目していません。
当社製品サービスがBtoBかつWebマーケティング系でターゲットが狭いため、自社だけではリーチできない、かつ当社のお客様となりうる方にリーチできるかどうかが最重要ポイントです。また、ターゲットの中でも現場担当者層にリーチするのか、意思決定層にリーチするのかで訴求内容も変わるので、複数媒体を活用してバランス良く実施したいと考えています。加えて少し観点は変わりますが、媒体読者の特性や志向に合わせて、コンテンツ企画を一緒に考えていただける媒体担当者であると心強いと感じます。
媒体として注目しているのは、TwitterとYouTubeです。Twitterにおいては、特にSaaS系やデジタル領域で実名アカウントの影響は大きいと感じています。当社でも企業公式としてのアカウント(@Mieruca_kun)の他に、マーケティング部門のメンバーを中心に個人アカウントでの情報発信を強化中です。実際に製品サービスへのお問合せなどにも少しずつですが結びついています。
また、BtoBの領域においても動画の活用は無視できなくなってきていることからYouTubeにも注目しています。当社領域であるSEOでも動画の必要なニーズも増えてきました。検索ニーズを捉えた動画の企画制作も受託を開始したところでもあります。さらに当社では自社チャンネル「ミエルカチャンネル」を2020年4月にオープンし、SEOやコンテンツマーケティングに関する情報発信を始めました。チャンネル登録者数も1,600人(2020年10月現在)と順調に登録者数を伸ばしています。今後はBtoBにおけるYouTube活用のお手本になれるよう運用しながら結果を共有していければと考えています。
コンテンツメディアについては、媒体として活用しているメディアは複数あるものの、コンテンツ発信力を高めるためにも自社コンテンツ、オウンドメディアの重要性がより増していると感じています。媒体とのコンテンツ連動なども企画できれば、広告と自社コンテンツの相乗効果を生み出せるのではないかと考えていますし、そのようなコンテンツを活用した集客支援も増やしていきたいです。