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MarkeZine Day 2020 Autumn Kansai(AD)

キャズムを超えたデジタル消費――アナログ中心のセールスを展開してきた企業が知りたいMA活用の基礎

MA導入が上手く行かないのは「4つの投資」ができていないため?

 先述の活用事例のように、MAの様々な機能を組み合わせることで、業務の効率化やスキルの標準化が期待できる。しかし、導入したものの上手く活用できずに悩む企業も多い。高畑氏は締めくくりのアジェンダとして、「MA導入を失敗しないための3つのポイント」挙げた。

 1つ目は、KPIの設計だ。数字を管理せず、肌感覚で案件を追う企業は少なくない。MAの運用には、データを把握し、数値で経営判断をする基盤が必要だ。「ビジネスの成否を分けるのはデータですが、知見も重要です。今まで培ってきた経験に、正しいデータが加わることで、精度が上がるのです」と高畑氏は話す。

 そして2つ目のポイントは、4つの投資だ。ビジネス成果を阻害する4つの要因は「集客」「コンテンツ」「スキル」「ノウハウ作り」。これらへ投資をせずに、事業の成長はないという。

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 集客への投資についてマーケティングユニットの取り組みを例に挙げると、ブログの継続的な更新を行っているそうだ。「どんな情報で顧客へ貢献するか?」を考え運用した結果、取り組みから2ヵ月でアクセスは3倍に伸びた。

 「MA導入を成功に導く3つのポイント」の最後は、アナログとデジタルを同等に重視することだ。顧客の消費行動が変化しているとはいえ、デジタル一辺倒になることが正解ではない。デジタルとアナログが入り交じったハイブリッドなマーケティングフローを構築することが求められる。

 「マーケティングは、お客様から買いますと言っていただくための活動のことであり、お客様のためにあります。ですから、目的と手段を間違えずに、お客様のために最適なフローを作ることが大切です」(高畑氏)

 高畑氏は、ピーター・ドラッカー氏の言葉「未来を予測する最良の方法は、自ら作り出すことである」を紹介し、「自分たちの力で、自分たちの未来を作る。そのような気概を持ち、取り組んでいきましょう」と呼びかけ、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/02 10:00 https://markezine.jp/article/detail/35021

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