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定期誌『MarkeZine』デジタルクリエイティブの作法

3DCGがもたらすクリエイティブの進化とは

 世界有数のスキャニング技術を持ち、3DCG技術を活用したクリエイティブに強みを持つCyberHuman Productions。同社の取締役を務める芦田氏と桐島氏に、3DCG技術がクリエイティブにどのような可能性をもたらすのか、話を聞いた。

※本記事は、2020年12月25日刊行の定期誌『MarkeZine』60号に掲載したものです。

3DCG×AIでForYouなクリエイティブを作る

(左)フォトグラファー/3DCGエバンジェリスト/
 株式会社CyberHuman Productions 取締役 桐島ローランド氏
フォトグラファーとしてのキャリアをN.Y.でスタートし、広告キャンペーン、CMなど数多くのプロジェクトを手掛ける。2014年、日本初のフォトグラメタリースタジオ AVATTAを設立し2018年よりサイバーエージェントグループへ。2019年、総合3DCGプロダクション「CyberHuman Productions」として始動、現在、同社取締役。「妥協のないクリエイティブ」をテーマに、3DCGと向き合い続けている。

(右)株式会社サイバーエージェント/
 株式会社Cyber Human Productions 取締役 芦田直毅氏
2013年サイバーエージェント入社。インターネット広告事業本部でプランナーを経て、2017年6月、3DCGを活用した動画広告クリエイティブ制作に特化したCGチェンジャーを代表取締役として設立。2019年8月よりCyberHuman Productionsの取締役に就任。現在は、インターネット時代の広告クリエイティブの「新しい作り方を創る」べく、3DCGクリエイター×デジタルコンテンツの最高のチームづくりに邁進。

――まず、CyberHuman Productionsがどのような会社か教えてください。

芦田:私たちはサイバーエージェントのインターネット広告事業とAI事業に関連した子会社です。元々私がCGチェンジャーという会社を、桐島さんがAVATTA(アバッタ)という会社を経営しており、両社の取り組む事業が近いことからサイバーエージェントグループ企業同士で合併し生まれたのがCyberHuman Productionsです。

 基本的な事業としては、広告主向けにスキャン技術や3DCG・AI技術を駆使して広告CMやインターネット上のコンテンツ映像を制作しており、ミュージックビデオやAR、VR用の映像、その他広告制作などを請け負っています。また、最近では新型コロナウイルスの影響を受け、ファッションショーや配信ライブのデジタル化も支援しています。

――スキャン技術とは、具体的にはどのような技術なのでしょうか。

芦田:360度全方位から撮影した画像を使って3DCGを作り上げるフォトグラメトリーと呼ばれる方法を使っています。我々は、世界有数のフォトグラメトリー専用のスタジオを保有しているので、高いクオリティでのスキャンと高精度な3DCGの制作を可能にしています。

――御社は高いスキャン技術による3DCGを活用したクリエイティブ制作を強みとしているということでしょうか?

芦田:はい。加えて、サイバーエージェントのAI事業と連携しているので、AIの活用にも強みを持っています。たとえば、現在500アカウント以上の導入実績を持ち、AIで事前に効果が高くなりそうなクリエイティブを予測するサイバーエージェントの極予測AIを活用したCG制作を行っています。これにより、効果が期待できるクリエイティブに必要な人物から背景、商品まで幅広く3DCGで作ることができます。

 これまでは、ある程度広域に広告を届けるためのToAllなクリエイティブが多かったですが、AIと3DCGの組み合わせによってForYouなクリエイティブを届けることができると考えています。

――桐島さんにお聞きしますが、芦田さんがお話ししていたこと以外で、御社が注力している領域はありますか。

桐島:デジタルヒューマンの制作にも注力しています。フォトグラメトリー技術を使うことで、より人間に近いCGをARやVRで登場させることが今後可能になるはずです。現時点では、リアルな人間の画像を作るところまでは成功しています。

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3DCGがクリエイティブにもたらす可能性

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/07/16 18:15 https://markezine.jp/article/detail/35130

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