2020年は多くの企業にとって変革を余儀なくされた1年でした。しかし、社会の情勢や人々の生活様式が急激に変化する中でも着実に成長を遂げた企業があります。そうした企業にはどのような共通点があったのでしょうか。
MarkeZine編集部が発行している定期誌『MarkeZine』の第60号(2020年12月号)では、「2020年の成長企業に学ぶ秘訣」を特集。巣ごもり消費やリモートワークの定着など、時流を掴んで成長した企業の取り組みを紹介します。
定期誌『MarkeZine』とは?
定期誌『MarkeZine』は1年間の定期購読で、毎月1冊、トレンドテーマの特集を中心にマーケティング業界の潮流や識者が注目するトピックをお届けしています。
- 先進的な企業の経営判断を追体験できる
- 競合企業の事例やキーパーソンの考え方がわかる
- マーケターが実務で成果を出せるノウハウを学べる
特集「2020年の成長企業に学ぶ秘訣」
特集では最初に、ニッセイ基礎研究所の久我尚子氏が2020年の消費者行動を振り返り、2021年に求められる企業のアプローチを解説していただきました。2020年は外出がキーとなる商品が大きなマイナス影響を受けた一方、自宅での食に関する消費は伸長。今後も同様の傾向で消費の抑制は進みつつも、在宅勤務やワーケーションの普及に伴う支出やオンラインでの消費行動が拡大していくと見られています。
リモートワーク(テレワーク)は2020年を象徴する働き方の1つ。業務を効率化する様々なツールが注目を浴びましたが、その中で日本マイクロソフトが提供するオンライン会議サービス「Microsoft Teams」はDAUが1年で5倍に。競合も多い中で急成長を実現した要因を、同社の春日井良隆氏にうかがいました。
ビビッドガーデンが影響する食材のオンライン直売サービス「食べチョク」が、2020年に大きく成長しました。外出を控える人々にマッチしただけでなく、多くの生産者も食べチョクを利用してEC展開するように。その裏で行われていた地道な施策について、同社の松浦悠介氏が教えてくださいました。
この他、本誌の巻頭インタビューでは、「企業の顧客起点のマーケティングモデルへのシフト」を支援するM-Forceの代表、長祐氏を取材。経営に直結するマーケティングの在り方について尋ねました。