TikTokのクリエイティブで大事なこととは?
MZ:今回の配信ではどのようなクリエイティブを展開していたのでしょうか。
菊池:クリエイティブに関しては、数多くの検証を行ってきました。最初はTikTokにはおもしろいコンテンツがたくさん流れている印象だったので、TikTokのトンマナに合わせたおもしろいコンテンツ風のクリエイティブを作りました。また、ホラーやゲームなどの要素を取り入れたクリエイティブも制作しましたね。
その他にも、TikTokの場合、音が重要になるので、ナレーションの声を男女で様々なパターンで録ってテストするなど、最初はとにかくTikTokの特性に合わせたクリエイティブを作っていました。しかし、これらのクリエイティブでは目標CPAに見合う成果が得られなかったんです。
MZ:プラットフォームのトンマナに合わせたほうが一見上手くいくと思ったのですが、ダメだったんですね。実際に上手くいったのはどのようなクリエイティブだったのでしょうか。
菊池:非常にシンプルではありますが、「アンケートにお答えいただくだけで無料サンプルを差し上げます」という内容を、製品画像を交えながら伝えるクリエイティブのCPAが一番良かったです。我々の製品の場合、TikTokのトンマナに合わせるよりも、シンプルな訴求が合っていたのかもしれません。
もちろん、先述の検証とはオファーの形も違ったので、一概にTikTokのトンマナに寄せたクリエイティブが良くないとは言えません。ただ、今回のようなオファーの場合だと、シンプルに訴求内容を伝えたほうが良いことが検証できました。
運用工数もかからず手軽に出稿できる
MZ:実際に運用してみて、TikTok For Businessの運用工数や設定のしやすさはいかがでしたか。
菊池:これまで、管理画面を直接触って運用することがほとんどなかったんです。その中で、TikTok For Businessに関してはアカウント立ち上げから行っていますが、特に困ることはなく、工数もほとんどかかりませんでした。
また、運用を始めたころは気になる点も多少ありましたが、アップデートによってどんどん便利になっていると感じています。