LINEは同社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」においてサスティナブルの認知度や、普段取り組んでいるサスティナブルに関連する行動について調査し、その結果を発表した。
詳しい内容まで知っている人は1割台と少数派
まず「サスティナブル」という言葉を知っているかを調査したところ、全体で「まったく知らない」と回答した人が45%ともっとも多く、半数近い人がまったく知らないという結果になった。次に多かったのは「聞いたことがある程度」という人で3割弱。「詳しい内容まで知っている(8%)」と「ある程度内容を知っている(19%)」を合わせた「内容を知っている」人は3割弱という結果となった。
年代別に見るとどの年代でも「まったく知らない」人の割合がもっとも多かった。一方「詳しい内容まで知っている」と「ある程度内容を知っている」を合わせた「内容を知っている」人の割合がもっとも高いのは20代で、3割を超えていた。特に20代男性では4割近くにのぼった。
男女別では「詳しい内容まで知っている」「ある程度内容を知っている」という人は女性に比べて男性のほうが多い傾向にあった。
サスティナブルな行動1位は「エコバッグ/マイバッグを使う」
次にサスティナブルと呼ばれている、または関連する行動だといわれていることのなかで普段やっていることを調査した。
TOPは「エコバッグ/マイバッグを使う」が7割近くで、20~50代でも1位となった。年代が高くなるほど実践しており、特に50代女性では8割超えとなっていた。過去の調査でも30代以上の女性はエコバッグ使用率が高いことがわかっており、この年代の人はエコバッグ/マイバッグを持ち歩くことがすでに日常化している様子がうかがえる。
2位は「詰め替えできる商品を使う」で約6割の人が実践していた。洗濯用洗剤、シャンプー、スキンケア商品などで詰め替え可能な商品を使っている人は、特に30代以上で高い割合であった。
3位は「歯を磨いている間は水を止める」で、すべての年代で6割前後と高い割合だった。年代差は少なく、10代も実践していることがうかがえた。
6位の「物が壊れたとき、修理できないか検討する」は40代以降での割合が高めであった。他にも9位の「マイボトルを使う」は30代以降の女性に多く見られた。20位の「マイ箸(はし)/マイストロー」は他の年代に比べて10代が高い傾向にあった。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年2月12日~15日
有効回収数:5,252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第1位または第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合や、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。
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