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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

テレビCM×デジタル広告の良いとこ取り 成長著しいTVerの現状

地上波連動はもちろん、TVer単体の出稿も増加

――近年ではテレビCMを安価に出稿できるサービスが登場したことなどを背景に、BtoB向けのSaaSを提供する企業やD2Cブランドを展開する企業など、これまでとは異なる業種の企業によるテレビCM出稿が目立ちました。TVerでも出稿する広告主に変化はありましたか。

 テレビCMに出稿するほどの予算はないが、TVer広告に配信するというケースは増えています。確かにテレビCMを安価に出稿できるサービスも増えていますが、テレビCMを出稿するにはやはりそれなりの金額が必要になります。また、ダイレクトレスポンス目的よりもブランディング目的の広告主様による出稿が多いです。

――地上波放送とTVerで連動して広告を出稿したいというニーズも強いのでしょうか。

 地上波放送との連動に関しては、各局がセールスを担っているため詳細はわかりませんが、タイムスポンサーで協賛している番組に関して、TVerでも連動して広告を配信するケースは多いと思います。また、1社提供の番組もTVer上には存在するので、そういったコンテンツも地上波と連動して広告配信が行われています。この辺りは、広告主様のニーズに合わせて柔軟な対応が可能です。

ブランドエンゲージメントを高めるための活用がポイント

――TVer広告を活用する際のポイントがあれば教えてください。

 詳細なターゲティングは可能ですが、リーチを広げるためにも絞り込みすぎないことが重要です。TVerのコンテンツには地上波コンテンツの認知度という財産があると思っています。各コンテンツに一定数のユーザーが付いていますし、ブランドセーフティの観点から見ても安全です。そのため、ターゲティングはしつつもリーチを担保することが活用のポイントになると思います。

 加えて、TVer広告はブランドエンゲージメントメディアをキーワードに掲げているため、商品・を充実させていきたいです。TVerであれば、時間帯だけでなく性別年齢や地域などの属性データによるターゲティングも可能なので、それをコネクテッドTVでもどんどん行っていきたいです。

 加えて、TVerでは解禁されていないコンテンツがまだまだあります。配信コンテンツを拡張することで、より様々なコンテンツに対する広告配信を実現したいと思サービス理解や利用意向を高めるための活用をおすすめします。具体的には、商品・サービスの想いを伝えきるメッセージと動画尺、視認性と可音性を意識したクリエイティブを制作すること。そして、コンテキストを意識して配信することが非常に重要だと考えています。います。また、現状はテレビに最適化されたコンテンツをキャッチアップして配信していますが、今後はデジタルに最適化したコンテンツの開発というのも十分考えられると思います。そういったコンテンツのクオリティも強化することで、ユーザーにも広告主にも価値を提供していきたいです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/05/28 09:30 https://markezine.jp/article/detail/36309

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