利用者とのギャップを小さくすることがコツ
――最後に、今後Instagram/Facebookをどのようなプラットフォームに成長させていくか、マーケティングプラットフォームとしての側面も踏まえて、方針をお聞かせください。あわせて、マーケターが今後活用していくためのポイントも、お聞かせいただけますでしょうか。
まずはそれぞれのプラットフォームのミッションに忠実に、進めていきます。また、大企業に限らず、あらゆる規模のビジネスにご活用いただけるよう、様々なツールを提供していく点も変わりません。
その上で、特にInstagramについて、常に新しいクリエイティブ表現ができるプラットフォームとして、利用者のニーズに合わせて拡充していく考えです。また、引き続きコマース機能の強化を進めていきます。エンタメ性の高いショッピング体験の実現にさらに磨きをかけることで、ビジネス成果に寄与したいと考えています。
最後に広告主、ビジネスの皆さんにお伝えしたいポイントは、利用者と足並みをそろえる形で新しい機能を取り入れていただきたい、ということです。Instagramは新しい機能、新しい表現方法を次々と提供しているため、広告主の皆さんからは「アップデートが早くてついていけない」という声を頂戴することもあります。しかし利用者側の利用状況をデータとして見てみると、想像以上に短期間で新機能に慣れ、使いこなしていただいているケースが多いのです。もちろんビジネスとして活用する場合は、調整しなければならないことも多く発生します。しかしこのスピード感に取り残されず、利用者とのギャップがなるべく小さくなるよう動いていくことが、より大きな成果につながると考えています。
