SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第70号(2021年10月号)
特集「データ活用の新常識」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

定期誌『MarkeZine』生活者データバンク

アプリで変わるテレビの使われ方

 本記事では、マーケティング利用の許可を得て収集されたインテージのスマートテレビ視聴データの中でアプリも含めて分析可能な約100万台(2021年3月時点)の視聴ログデータを分析し、複雑化するテレビ受像機の利用実態の“今”と“これから”を考察します。

電子版(誌面)はこちらから閲覧できます。

※本記事は、2021年9月25日刊行の定期誌『MarkeZine』69号に掲載したものです。

テレビ受像機の役割の変化

 近年、テレビ受像機をインターネットに接続し、YouTube、Netflixといった動画配信サービスを視聴する行為が普及していることが注目されています。IXT(現インテージ)が2021年4月に日本全国約6,000人に対して行ったアンケート調査(※1)によれば、全国でおおよそ3人に1人がスマートテレビ(インターネットに接続可能なテレビ受像機)をインターネットに接続して利用しています。スマートテレビでは、放送(地上波、BS、CSを総称して本稿では“放送”と呼びます)だけではなくインターネット経由で様々な動画配信サービスなどのアプリ(配信動画や音楽などのインターネット経由のコンテンツを総称して本稿では“アプリ”と呼びます)を視聴することが可能です。スマートテレビを利用する視聴者にとって、テレビ受像機は既に放送のみを視聴するデバイスではなく、“様々な動画を大画面で視聴するためのデバイス”になっていると言えるでしょう。

 では、今後ますます多くのテレビ受像機がインターネットに接続され、スマートテレビでのアプリ視聴が普及した場合、従来型の放送の視聴はどのような影響を受け、生活者のテレビの使い方はどう変わっていくでしょうか。今回はマーケティング利用の許可を得て収集されたインテージのスマートテレビ視聴データMediaGauge®TV(※2)の中でアプリも含めて分析可能な約100万台(2021年3月時点)の視聴ログデータを分析し、複雑化するテレビ受像機の利用実態の“今”と“これから”を考えていきたいと思います。

急速に普及するスマートテレビでのアプリ視聴

 まず、スマートテレビでのアプリ視聴が現在までどのように普及してきたかを見てみましょう。図表1にスマートテレビの利用時間全体に対する放送、アプリ、その他(録画視聴、ゲーム機やChromecastをはじめとしたストリーミングデバイスの利用など)の1日あたりの平均視聴時間の推移を示しました(各年は4月区切りで、たとえば2016年4月〜2017年3月を2016年として扱っています)。

図表1 スマートテレビの年別放送・アプリ・全体視聴時間/日(タップで画像拡大)
図表1 スマートテレビの年別放送・アプリ・全体視聴時間/日(タップで画像拡大)

 データから、放送の視聴時間に置き換わる形でアプリの視聴が急速に普及していることがわかります。テレビの利用時間全体は2019年までおおよそ8時間弱で推移しており大きな変化がないものの、放送の視聴時間は年々減少してアプリの視聴時間がそれに置き換わる形で増加し続けています。コロナ禍に入った2020年は放送の視聴時間が微増だったのに対し、アプリの視聴時間はそれ以上に増加し、スマートテレビの利用時間の約20%にまで達しています。その他にはChromecastなどのストリーミングデバイス経由でのアプリ視聴も含まれるため、それも含めればアプリの視聴時間はさらに大きいと考えられます。

この記事の続きはMarkeZineプレミアム会員になるとお読みいただけます。
詳細はこちら
プレミアム記事を毎月1冊にまとめてお届けする定期誌『MarkeZine』年間購読サービスもございます。
詳細はこちら

次のページ
複雑化するテレビの使われ方

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
定期誌『MarkeZine』生活者データバンク連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山津 貴之(ヤマツ タカユキ)

株式会社インテージ 事業開発本部 デジタル・ビジネス・ディペロップメント部 アナリスト 筑波大学大学院 ビジネス科学研究群 経営学学位プログラム 在学中2014年に大学卒業後インテージへ入社。 小売店パネルの運用部署にてパネルデータの品質管理を担当。機械学習を用いたデータクリーニングロジックを開...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/09/29 07:30 https://markezine.jp/article/detail/37338

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング