Instagramだけじゃない、TikTokが持つポテンシャル
最後に、今後に向けた予測です。まず人々のSNSへのクチコミ情報ニーズは引き続き高まり続けるはずです。コロナによってオンラインショッピング需要が高まり、緊急事態宣言も解けて街に買い物に出かける人も増えていますが、一度高まったオンラインショッピング需要が下がることはないでしょう。
次にプラットフォームについて。今後はInstagramに加えてTikTokがますます重要なマーケティング・チャネルになっていきます。
今年「TikTok売れ」がトレンドワードにもなった通り、TikTokはInstagramとはまた違った消費を促すメカニズムを持っています。Instagramがその人の普段の行動から興味関心の高そうな情報を、サジェッション(推奨)していくのに対し、TikTokはその人の行動からは一見関連性が無さそうな情報も積極的に表示していきます。普段のターゲット層からは外側にいるような人々が急に興味を持ち消費してくれるポテンシャルがあるため、「TikTok売れ」のような急激に火がつく現象が起きるのです。
2022年は、TikTokの企業公式アカウント開設や、TikTokに最適化されたレビューインフルエンサーもこれから続々増えてくるはずです。