SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

月平均アプリインストール数が5.5倍!DeNA×UNICORNのApple Search Ads攻略

月のインストール数は平均5.5倍、1年間で550の新キーワードを発掘

MZ:定量的な成果はいかがでしたか。

安部:まず見られたのがインストール数の向上です。初月で約4倍のインストール数を獲得し、月平均にすると約5.5倍となりました。インストール数の拡大に対しCPIは1.5倍程度に抑え、運用することができたので、効率の観点でも満足の行く結果となりました。

 ブランドキーワードのインプレッションシェアも、かつて平均30%程度でしたが、平均80%程度にまで上がりました。キーワードによっては100%というケースもあります。これらをきちんと押さえられていることは、本当に大きな成果です。

 そして非ブランドキーワードでいうと、インストール数では月平均約1.5倍、新しいキーワードも1年間で550ワードを発掘できました。重要なのは、これまでできなかった潜在顧客の開拓が行えたことです。潜在ニーズを持つ顧客に対してアプローチすることができたというのが最も大きな成果と考えております。

MZ:大きな成果ですね。UNICORNさんにお伺いしますが、ここまで成果が出たのはなぜでしょうか。

横山:キーワードを拡大する仕組みがフィットしたところが1つ大きなポイントだと考えています。Pococha(ポコチャ)は幅広いユーザーに利用される可能性があるため、獲得につながる可能性があるキーワードも数多く存在すると思います。その時々のトレンドキーワードからの獲得を含め、継続的に獲得を積み重ねた結果、今回の成果につながったと考えています。

 もう1つ大きなポイントは、適切な目標獲得単価の設定や投下予算の調整について柔軟にご対応いただけたことです。DeNA様から獲得単価の目標を事前に共有いただいており、その単価に沿って運用しつつも、「獲得単価が上がってもいいから獲得を増やしに行くべき」というシーンでは、見合った目標設定や予算投下をいただけたので、こちらも安心して運用することができました。今回の結果については、私たちにとっても非常に喜ばしい成果だと捉えています。

UNICORN株式会社<br /> Senior Business Development 横山裕治氏:
UNICORN株式会社
Senior Business Development 横山裕治氏

ASAに注力し、ASO連携で効果最大化を図る

MZ:今後の展開について、お願いします

西山:今回の成果を受け、特に拡大期にある事業の広告に関しては、ぜひ再度UNICORNさんと一緒にやっていきたいと思いました。またUNICORNさんはASAに関する豊かな知見をお持ちなので、媒体についての研究会や勉強会なども共同開催していきたいですね。

安部:ASA担当として検討している施策が3つあります。

1つ目がSearch Tabの活用です。AppleのATT(App Tracking Transparency)機能により、端末に紐付いたIDFA(Identifier for Advertisers)を使ってのターゲティング配信が難しくなっています。しかしSearch Tabを使えばApple IDをもとにしたプッシュ型広告ができるので、今までのリターゲティングに近い広告配信が行えると考えております。

 2つ目・3つ目が「ASOとASAの連携」と「ASO新機能のフル活用」です。App Storeの「カスタムプロダクトページ」で設定したクリエイティブアセットはASAで活用できます。そのため、流入経路にあったクリエイティブの配信が可能になりTTR(タップ率)やCVRが向上できるのでは、と考えております。また「プロダクトページ最適化」機能によってA/Bテストが実施できます。これにより他の広告も含めて効果改善が見込めます。他にも「App内イベント」を使うことで、検索以外にも、ユーザー様との接点を増やしていきたいと考えています。

 ASA担当というApp Storeに最も近い広告に携わっている者として、ASO領域も絡めた取り組みを行うことで広告全体での最効率化を目指していきたいと考えております。

漆原:私たちの事業は、「広告を通じ、クライアント様のアプリやサービスを伸ばす」ことです。それをふまえてクライアント様に届けられるように土台を作っていくことはもちろんのこと、「本当にクライアント様のサービスの魅力を伝えられる広告なのか」という点とも真摯に向き合って、より改善していきたいと思っています。

横山:安部さんが取り組まれているように、ASA/ASOの両面でApp Store上のマーケティングの効率化・最大化に取り組まれている方も増えてきているかと思います。なので、弊社の仕組みを活用してこの辺りの課題も解決していきたいです。私たちは、Apple Search Ads Partnerに認定いただいています。今後もAppleさんとの連携を強化しながら、引き続きサービスの改善や進化を図っていきたいと思います。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/04/11 10:00 https://markezine.jp/article/detail/38537

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング